ベジタリアンの食は、食糧問題、環境問題、動物への配慮といった、国や種を超えグローバルに社会と関係しています。ベジタリアンに関連する国際的な情報、フェアトレードに関する記事です。

ほぼベジタリアンだった日本が、なぜ肉消費の大国になったのか

元々日本は、肉食をほとんどしない今でいうベジタリアンの食生活が普通でした。しかし、今は肉消費が当た前でむしろベジタリアンが少数派になっています。 ではなぜこうした変化が起こったのかを、オーストラリアのビジネスニュースサイトBUSINESS INSIDER AUSTRALIAで記されていたものを翻訳し紹介します。 肉食が進んだ第一の東南アジアの国で、しかももともとベジタリアンだったところから束の間に肉好きな国家になったのは、日本だ。1939年になりようやく、典型的な日本人は1日に0.1オンス(2.8g)の肉を食べていた。もちろんこれは年間の消費量を日にちで割った平均値である。今日、一般的な日本人の1日当たりの肉消費量は、4.7オンス(133.2g)であり、一番好まれる肉の種類は、寿司のマグロでもなく、ブタである。 昔の日本人は、ほとんどベジタリアンの食生活をしていた。国家の宗教である仏教や神道はどちらも菜食を促進していたのだが、それだけではなく日本人を肉から離していた大きな要因は、日本が島国であり耕作地が不足していたことであった。 家畜を育てることは、植物を栽培するよりもはるかに土地を使う。そして既に中世の日本では、大量の森が畑のために伐採され、多くの役畜(耕作や運搬などの労役に使う家畜)が肉のために殺されていた。こういったことを受けて、日本の統治者が肉食禁止令を発行することになった。 その初めての禁止令では、晩春から秋にかけて日本で仕留められるウシ、サル、トリ、犬を禁止していた。後に、さらなる禁止令が続いた。時に日本人は肉への欲求を狩りで満たすこともあったが、人口が増えて森が食糧のために開拓されていくにつれて、シカやイノシシは消えていき一般的な食卓からもそれらの肉は消えていった。   18世紀に入り、初めのうちは穏やかに変化が起きてきた。健康のために肉食をするという概念を日本人にもたらしたのは、オランダ人だった。日本人は、背の高い西洋人たちの肉にあふれた食事が発展の象徴と見るようになった。 [...]

2020-11-28T19:01:37+09:002017/06/20|International 国際, News&Info ニュース・情報, Reading 読みもの|Comments Off on ほぼベジタリアンだった日本が、なぜ肉消費の大国になったのか

英国の新聞INDEPENDENT 『誰もが肉食をやめたら起こる5つのこと』の1つ、飢餓について

英国新聞社INDEPENDENTが、「誰もが肉食をやめたら起こる5つのこと」を報じました。 ”今日は世界肉食廃止週間の最後であるが、もし先進国の人々がみな、ビーフバーガーの代わりにビートバーガーを選ぶようになったらどうなるだろう?” この答えとなる5つのことを、別々の記事で投稿していきます。 まず1つめ、飢餓問題についてです。 ”牛肉や豚肉は地元で育てられているかもしれないが、彼らの食料はどうだろうか?穀物や大豆を全部平らげてるのはベジタリアンではない。牛たちだ。驚くべきことに、世界の97%の大豆作物は家畜に与えられている。 世界飢餓を解消するために、4000万トンの食糧が必要であるが、肉を生産するために、毎年その約20倍の量の穀物が家畜に与えられている。8億5000万人が十分な食事を得られていないこの世界で、完全に食用となる食べものを直接人に与えず、ハンバーガーを生み出すために家畜に与えることは無駄である。1ポンドの豚肉を生産するのに約6ポンドの穀物が必要であることを考慮すれば、なおさらだ。たった一人でも空腹にある子供がいる限り、この無駄は不当なものである。” Source: Science Time Posted by [...]

2017-07-01T18:19:59+09:002017/06/15|Environment 環境, International 国際|Comments Off on 英国の新聞INDEPENDENT 『誰もが肉食をやめたら起こる5つのこと』の1つ、飢餓について

オセアニアクルーズ~250品に及ぶヴィーガンメニューを導入

オセアニアクルーズでは、今年の4月から250品のヴィーガン料理の提供を始めた。 「健康に大きく重点を置く人が増えています。そういった近年の新しいライフスタイルに適した料理の選択肢を広げ、新たな味でより多くのお客様に喜んで頂けることを大変嬉しく思っています。」と、オセアニアクルーズのCEOボッブ・バインダー氏は語った。新メニューはオセアニアクルーズの全6便で提供されている。 朝食はスペイントルティーヤ(ジャガイモ、玉ねぎ、豆腐)から、クリームとフレッシュベリーたっぷりのバニラワッフルまで、多様な料理が提供され、グリルトマト、ヴィーガンソーセージ、ソテーマッシュルーム、リヨネーズポテトなどの副菜も充実している。 ランチタイムは、ガーリッククルートンの豆スープ、イタリア風のファンタジアサラダ、豆腐とケイパーのパスタなどが楽しめる。デザートは、バニラとラズベリーソースかけのチョコレート味リコッタパイが大好評。 ディナーコースには5つ用意されている。例えばヴィーガンタルタルソースのキヌアサラダ、タラゴン入りのパースニップスープ、レッドカレー、そしてデザートのストローベリーサブレ、またはイチゴとパッションフルーツクリームたっぷりのショートブレッドといったコースが紹介されている。 マリナ号、そしてリビエラ号では、朝の7時から昼11時までヴィーガン対応のフレッシュジュースやスムージーも提供されている。 スパ・トリートメント&グルメの提供、そして新しいメニューの発売は、オセアニアクルーズを健康志向の旅行者にとって最も人気なクルーズになることを目標としている。   Source: OCEANIA [...]

2017-11-23T00:47:01+09:002017/05/04|Entertainment エンタメ, International 国際, News&Info ニュース・情報|Comments Off on オセアニアクルーズ~250品に及ぶヴィーガンメニューを導入

週に一日肉を食べない米国人が31%に

調査会社Mintelが2017年に行った植物性ミートに関する市場調査によると、米国人の31%が週に一度以上肉を控えていると回答しています。その背景の一つは「週に一日お肉をやめよう」をモットーにし、ポールマッカートニー氏が提唱する「ミートフリーマンデー」というキャンペーンだとされています。

2024-06-25T19:15:08+09:002017/04/15|Environment 環境, Health からだ, International 国際, News&Info ニュース・情報|Comments Off on 週に一日肉を食べない米国人が31%に

最近よく耳にする「ベジタリアン」とは??

オーストラリア出身で、これまで多くの国に訪れたことのある、Rhi氏は現在日本在住。 そんなRhi氏が、世界中でベジタリアンの増加に気が付き、ベジタリアンを初めてしったら誰だって考える疑問をコンパクトにまとめてくれました! ーベジタリアニズムとはー Written by Rhi Wihardjo 世界中で、食生活を見直すために、多くの人がベジタリアンになっている。 しかし、実際のベジタリアンの食生活はどのようなもので、そしてなぜベジタリアンになることを選択するのだろうか。   [...]

2020-07-25T23:44:09+09:002017/04/12|International 国際, News&Info ニュース・情報|Comments Off on 最近よく耳にする「ベジタリアン」とは??

乳製品の企業が植物性ミルクメーカーとして復活

ニューヨークに本社を持つエルムハースト乳業株式会社は、顧客ニーズの減少により、創業90年の末、乳製品の生産を停止しました。1920年代の創業以来、エルムハーストは、アメリカ東海岸の最も大きな乳製品会社の1つとして成長し700万人の住む大都市に乳製品を届けてきた企業です。 CEOのHenry Schwartsは、会社の生産コストが近年高くなっていたと同時に、「低温殺菌牛乳は流行遅れになっている」こと、そして「これ以上の損失を出し続ける訳にはいかない」と語りました。 エルムハーツ乳業の閉業は、飽和脂肪、コレステロール、ホルモン剤などによる健康への人々の危惧や、ミルク工場における動物の扱われ方に対する消費者の意識の高まりといった、欧米における動きを反映しています。 コーネル大学、農業経済学の教授Andrew Novakovicによると、牛乳の消費量は40年代をピークとして、一人当たりの年間消費量が2010年の108キロから、2015年の54キロへと近年急減しています。その反面、植物性ミルクの需要が急増している傾向がみられます。     市場の変化を背景に、エルムハースト乳業は、会社名を「エルムハースト(株)」に変更し、健康に優しい植物性ミルクの生産に移りました。 そしてエルムハーストは、先週カリフォルニア州で開催されたNatural [...]

2018-01-28T19:28:13+09:002017/03/25|Entertainment エンタメ, International 国際, News&Info ニュース・情報, Products 商品|Comments Off on 乳製品の企業が植物性ミルクメーカーとして復活

人口の魚、培養肉、藻、、、30年後にディナーを美しく飾る食材

最新テクノロジーやデジタル社会関連のニュースを扱うテクノロジーメディアサイトGizmodoで、30年後に私たちの食卓を賑わすかもしれない8つの食材が紹介されました。その中には、動物性に代わる植物性の食品も含まれています。 筆者のMandelbaumは、動物産業が温室効果ガスを発生させる主要な原因であると語っています。そして、複数の企業が画期的な食品の開発に従事していることを話しました。動物を屠殺することなく、動物の細胞を育てることで食肉を製造している企業としてMemphis Meats社やMosa Meat社等が紹介されています。 また、30年後の食品が、栄養価の高いプロテインや脂肪分、炭水化物を含む水生植物の藻を中心とした食材に移行していくが考察されています。     天然魚に代わって養殖魚が30年後の食卓にある食品のリストに追加された一方で、最近精工に真似たビーガンシュリンプ(植物性のエビ)を作り出すことに成功したNew Wave Foods社について、魚介産業の改革者として30年後の我々の食生活に大きな影響をもたらすであろうことが紹介されました。 [...]

2017-11-23T00:50:26+09:002017/02/19|International 国際, News&Info ニュース・情報|Comments Off on 人口の魚、培養肉、藻、、、30年後にディナーを美しく飾る食材

エミレーツ航空ビジネスクラスの旅でヴィーガン対応

飛行機や空港も、旅行の楽しみの1つですよね。 今回は、アラブの航空会社であるエミレーツ航空のビジネスクラスを使った際にでたお食事をご紹介します。   まずはアペタイザー ビネガーのドレッシングが美味でした。 メインはベジタリアンラザニア(ヴィーガン) ドバイ空港で乗継。 さすが石油の国、時計は全部ロレックスでした。 どこまでも続くラウンジ ベジタリアン・ヴィーガンメニューもたくさんありました [...]

2020-07-02T18:33:58+09:002017/02/13|Entertainment エンタメ, International 国際, Products 商品, Restaurant レストラン|Comments Off on エミレーツ航空ビジネスクラスの旅でヴィーガン対応

ついに日本でもTEDトークでベジの話題!TEDxKyotoUniversity

TEDとは、Technology Entertainment Designのそれぞれの単語の頭文字をとっていて、Ideas Worth Spreading (世の中に広めるのに価値あるアイデア)をトークで広める機会を提供しています。 今では、TED x ~~(TED かける [...]

2021-03-28T20:16:02+09:002017/02/09|Animal Rights アニマルライツ, Entertainment エンタメ, Environment 環境, Events イベント, International 国際, News&Info ニュース・情報|Comments Off on ついに日本でもTEDトークでベジの話題!TEDxKyotoUniversity

テラスハウスのあの子はヴィーガン

見ず知らずの男女が1つのシェアハウスで一緒に暮らす、台本のない番組テラスハウス。本当の恋を探す6人の日々が映されています。今、舞台はハワイです! 用意されたのは、素敵な家と、青い空、青い海。 日本語と英語が織り交ぜられながら、感性豊かなメンバーたちの生活にドキドキしながら番組は進行します! そのメンバーの1人、ローレン・サイさん(写真手前)は、18歳のモデルさん。 ヴィーガンという肉魚、卵、乳製品、蜂蜜といった動物性のものを摂取しないライフスタイルを送っています。 そしてその理由は、、 https://twitter.com/LaLaChuu/status/804390377574764544 地球環境を思ってのこと。 最近のtwitterでは、豆乳ヨーグルトが美味しいとも発信していたり、ヴィーガンのライフスタイルを楽しんでいる様子。 可愛くて、地球のことまで考えられちゃうローレンさん、魅力がいっぱいです~! [...]

2019-02-01T21:55:59+09:002017/01/23|Entertainment エンタメ, Environment 環境, Fashion ファッション, International 国際, News&Info ニュース・情報|Comments Off on テラスハウスのあの子はヴィーガン
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