ヴィーガンと聞くと、”食”に関したこと思い浮かべる方が多いと思います。私もヴィーガンの生活を始めたときは、食事で動物性食品を食べないようにすることしか考えていませんでした。

食べものだけではない動物の利用

しかし、食事の他にも、私たちの身近な生活の中で動物が犠牲になっていることをご存じでしょうか。

例えば、私たちが普段使っている服やバック、靴などに動物が使われていることがあります。

また化粧品に関しては、動物性の原料が使われることも、さらに食品同様に動物実験がされていることもあります。

このようにファッションの中においても動物は人間の生活の中で使われています。

だからヴィーガンファッション

もともと食事をヴィーガンにしている人は、動物をできる限り搾取しないという考えのもと、ファッションにおいても動物にやさしい選択に気を付けるでしょう。

逆に、食事は難しくてもファッションではヴィーガンの考え方を取り入れやすいという声もあります。

最近では、大豆ミートやヴィーガンチーズといったヴィーガン食品同様に、ヴィーガンファッションが広まってきています。ヴィーガンファッションとは、衣類や鞄などに動物由来の素材を用いないライフスタイルのことを言い、動物由来の素材として挙げられるのには、レザー、ファー、ウール、カシミヤ、シルクなどがあります。

ヴィーガンファッションの素材

では、ヴィーガンファッションは何を原料としているのでしょうか?

答えは、動物に由来しない原料です。

例えば、ヴィーガンレザ―は、パイナップルの葉やサボテン、キノコなどから作られています。

ヴィーガンレザ―について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になります。
「ステラ マッカートニー」「シャネル」「アディダス」も続々導入 ビーガン素材のレザーってどんなもの? | WWDJAPAN

まだまだヴィーガン素材の開発は難しさもあるようですが、開発に前向きな企業も増えてきています。

企業の取組みを一部ご紹介します。

ヴィーガンシューズ

世界的に有名なスポーツ用品メーカーadidasは、100%リサイクルプラスチックや天然ラバーをしようしたヴィーガンシューズ「CLEAN CLASSICS」を販売しています。

ヴィーガンシューズ「CLEAN CLASSICS」

ヴィーガンレザークリーム

ヴィーガンファッションの延長で、ヴィーガンレザークリームの商品も発売されました。

今回紹介するヴィーガンレザークリームは、国内ナンバーワン靴クリームメーカーであるCOLUMBUS(株式会社コロンブス)が発売したものです。

COLUMBSのヴィーガンレザ―クリームは、ヴィーガンという価値観を大切にする方に向けた商品です。ミツロウなどの一般的に使われることの多い動物性由来の原料の代わりに、ホホバオイル・ライスワックスなどの植物性由来の原料が使用されています。

成分全てが動物に由来しないこと、動物実験がされていないことが確認され、NPO法人ベジプロジェクトジャパンヴィーガン認証を取得している商品です。

動物実験に関しては、化粧品だけではなく、せっけん、洗剤、洗髪剤、医薬品などの日用品においても、実施されることがあります。一方、最近では動物実験を廃止している国や廃止に向けて取り組んでいる国も増えてきています。

責任ある消費行動を

商品を買うということは、私たちが何を支持しているかの意思表示でもあります。私たちがより正しいと思う消費選択を、作り手や販売をしている企業、そして周囲の人にも伝えることになります。つまり、たとえばヴィーガンの消費選択をすることは、ヴィーガンの生活を選択しやすい社会に近づくことに貢献することが出来るのです。

普段使っているもの、買っているものについて調べたり、考え直したりしてみませんか?

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