「いつも変わらず、ブレのない味わいを届ける」出汁専門店の株式会社フタバは、その理念のとおり、60年以上変わらない味を守りつつ便利で美味しい出汁商品を数多く開発してきました。

出汁というと、日本では魚介類を思い浮かべる方も多いと思いますが、フタバでは、消費者のライフスタイルの多様化や、健康や環境問題への意識の高まりに対応して、動物由来の原材料を使用しないヴィーガン対応の商品も展開しています。

定番のパック状の出汁の他にも、ティーバッグタイプの飲む出汁「だしカフェタイム」のように、従来の規格にとらわれないユニークな商品を展開するところもフタバの魅力のひとつです。同社はヴィーガン対応の商品開発にも積極的に取り組むメーカーの一つであり、複数の商品にNPO法人べジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証を取得しています。

だしカフェタイム

過去に紹介したフタバのヴィーガン認証マーク付き商品については、こちらの記事をご覧ください。
・高まるヴィーガン需要に対応した、安心で便利な業務用の液体野菜だし
・飲むお出汁「だしカフェタイム」。野菜の味わいを楽しみながら、憩いのひと時を。
・だし専門業者フタバがつくるヴィーガンだしで幅広い料理を ※現在お取り扱いのない商品もあります

2021年に立ち上げた自社ブランド「ふたばのおだし」は、「おだしは、癒やし。」をコンセプトに、化学調味料・保存料無添加にこだわった商品を展開しています。そのラインナップのひとつが「ふたばのおだし野菜」です。本商品も、上記記事の商品と同様にヴィーガン認証を取得しています。

厳選された野菜の旨みを活かして洋食料理のベースに

「ふたばのおだし野菜」には、甘みと香りが特徴の2種類の玉ねぎ、国産キャベツ、人参、そして生姜が配合されています。そこへ、セロリシードの爽やかな香りがアクセントとしてプラスされていて、野菜の旨みをより一層引き立てています。動物由来の原材料・化学調味料・保存料を使用せず、野菜本来の味わいが感じられるように商品が設計されています。

出汁の引き方はとても簡単で、400mlから500mlの水を入れた鍋に出汁パックを入れ、箸で5回程度パックを揺らします。中火で沸騰後5分間煮出せば完成。パックを取り出して野菜出汁の完成です。

本商品を使用した料理2品をご紹介します。

野菜出汁と植物性チーズを使った、簡単チーズリゾット

我が家で洋食が食べたい日や、お米を炊き忘れてしまった日に作る一品です。
20分程度で出来るので、時間は無いけどできれば自炊したいという方にもおすすめです。

材料（2人前）
・お米（生米）…1合
・出汁…600ml
・好みのキノコ…適量
・植物性チーズ…適量

作り方（20分程度）
1．お鍋に500mlの水と出汁パック1つを入れ、煮出す。煮出した後にお湯を100ｍl足して、出汁を600mlにする。
2．出汁を煮出している間に、フライパンにオリーブオイルを入れお米を炒める。
3．お米が白っぽくなってきたら、キノコを入れて軽く炒め、熱々の１をお米が浸るくらい入れる。
4．お米が出汁を吸って水分がなくなってきたら、弱火にして再び出汁を入れる。分量の出汁がなくなるまでこれを繰り返す。
5．出汁をすべて入れ、お米が炊き上がったら味見をする。お米の芯が少し残るくらいが良い炊き上がりの目安です。
6．お米の炊き上がりを確認したら、火を止めて植物性チーズを入れ、塩コショウで味付ける。

野菜出汁をしっかり吸ったチーズリゾットは、植物性チーズのコクの中に野菜の旨味も感じられ、どこか優しい味わいがします。チーズの代わりにお好みのハーブを入れると、さっぱり食べられます。

箸休めやおつまみに最適な、野菜出汁の浅漬け

こちらもとても簡単な一品です。
冷蔵庫にある野菜を薄く切って、出汁パックの袋を破り、中身を振りかけます。お酢を大さじ1程度入れて揉んだら、重石替わりに小皿などをかぶせて冷蔵庫に入れて20－30分置きます。

出汁パックに塩分も含まれているので、出汁パックとお酢だけでしっかり味がしみ込みます。生姜やニンニク、鷹の爪などを少し入れると、ピリッとした辛味がプラスされて良いアクセントになります。
リゾットを作る前にさっと仕込んでおくと、リゾットが出来上がる頃には良い塩梅になって、一緒に食べられます。

日々の料理に役立つ汎用性の高さ

和食はもちろんですが、リゾットの他にもカレーやシチュー、スープなど、洋食の出汁としての活用が特におすすめです。
また、浅漬けのように出汁粉を直接食材に振りかける、出汁以外の食べ方もあります。フライドポテトにふりかければ、ポテトと出汁粉の野菜のジューシーな味わいが口の中に広がります。
出汁としても調味料としても、その日の気分や献立に合わせて使える汎用性の高い便利で美味しい商品です。