10月19日に公示され、10月31日の開票まで残り約1週間となった第49回衆議院議員総選挙。

選挙権をもつ皆さんは、どの党に投票するか、どの候補者に投票するか、既に決められているでしょうか?

私たちの未来のためになる政治家を選ぶために、皆さんはどんなことを指標にするでしょうか。

最近は、サスティナブル(持続可能なこと)、アニマルウェルフェア(動物の福祉)やアニマルライツ(動物の権利)といった地球や動物たちへの配慮も大切な価値観であり、地球の未来のために重要なテーマになってきていると思います。

その延長に、動物たちを食べないベジタリアンやヴィーガンというライフスタイルを送る人たちも増えていっています。

政治の世界ではどうでしょう?

政界でも、「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」、「動物福祉(アニマルウェルフェア)を考える議員連盟」及び「ベジタリアン/ヴィーガン関連制度推進のための議員連盟」などで議論がなされるなど、動物の命に対する動きが起こっています。

ベジタイムでは、今年6月に動物のためになる政治家は誰?」という記事を掲載し、動物のために尽力している政治家を取り上げました。

たくさんの反響がありましたので、選挙前の今、再度情報をアップデートしてご紹介します。

※もちろん他にも動物たちや地球のために尽力されている政治家の方はいるでしょう。また、そのように見えて、真逆の方もいます。今回ご紹介をする4名の方は、動物や地球のためにヴィーガンの選択肢作りを進めるNPO法人ベジプロジェクトジャパンが活動の中で、実際にヴィーガンの選択がある社会に歩み寄っていたり動物たちのことを考えていると判断させて頂いた議員の方々です。

 

世のため人のため動物のための「仁」をもつ

高井 崇志 / たかい たかし
【れいわ新選組 小選挙区:滋賀3区 比例代表:近畿ブロック】
前衆議院議員(3期)
元国家公務員

提唱する11の政策の中に動物福祉の向上を組み込み、具体的には以下の2つを実施することを掲げられています。
・動物虐待の厳罰化、飼養施設基準の具体化
・ペットショップの規制強化等
この瀬策を通して犬猫の殺処分ゼロを実現するとともに、動物愛護管理法を抜本的に改め「動物福祉法」の制定を目指されています。

日ごろからアニマルウェルフェアをライフワークとして取り組み、「動物福祉(アニマルウェルフェア)を考える議員連盟」では副会長を務められています。

二年前に行われた動物愛護法改正の際には中心的に携わり七年ぶりの大改正を実現。
その後もまだまだ取り組むべきことがある動物問題に関して、目を背けず動物たちのための取組みを進められています。

そして、ヴィーガンに関する働きとしては。

NPO法人ベジプロジェクトジャパンが行うヴィーガン認証を含めた活動や、ベジタリアン・ヴィーガンの選択肢を広げていくことの大切さに理解を示されています。

ベジプロジェクト代表の川野陽子とインスタライブをした時の映像はこちら。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

VegeProject NPO法人ベジプロジェクト(@vegeproject_japan)がシェアした投稿


【動画】ベジタリアン・ヴィーガンの普及促進に向けて【2021年5月28日厚生労働委員会】から、国会での重要質問をされている様子をご覧いただけます。
この動画は、策定が検討されているヴィーガンおよびベジタリアンのJASに関して、「JASを取得しなければヴィーガンやベジタリアンと表示ができなくなる」とも読み取れる原案に対応して質問をされたときのものです。ベジタリアンやヴィーガンのJASができたとしても、それを高額な費用を払って取得できる一部の製品のみがベジタリアンやヴィーガンと名乗れるとすることは正しいことではありません。さらにベジタリアンやヴィーガンに関しては多様な考え方や実践の仕方があり、「正解」はありません。その中で、唯一の基準のみを国が決めてしまうことは間違っています。これらを指摘する重要な質問を高井議員は国会にてされました。

広がりを抑えるものではなく、ベジタリアンやヴィーガンの選択肢を広げていけるような仕組み作りを国には期待したいところです。

公式HP: https://takaitakashi.com/
Facebook: https://www.facebook.com/takashi.takai.okayama/
Twitter: https://twitter.com/t_takai
Instagram:https://www.instagram.com/takashi_takai/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCntAEOL9zVIWEKLP7AuFERA

自然系国会議員、若者たちのファン増加中

堀越 啓仁

ほりこし けいにん
【立憲民主党
 小選挙区:群馬2区
 比例代表:北関東ブロック】
前衆議院議員(1期)
僧侶、作業療法士

自然系国会議員と自ら称し、アニマルウェルフェアをライフワークとして実施。環境委員会の委員であり、環境問題やアニマルウェルフェアに関して幾度となく質問に立たれています。

また、仏教の教えの一つである「山川草木悉皆仏性」(さんせんそうもくしっかいぶっしょう:山や草木、自然環境にいたるまで仏の性質が宿っているという意)の考えから、人間含めたすべての命あるものを等しく尊いと考え、政策の一つとして「平和・人権・動物福祉」を挙げられています。

今年5月28日には、動物愛護管理基本指針に係る産業動物の適切な取り扱いについて質問をされ、小泉前環境大臣とヴィーガンについても話す機会をもたれました。

ベジタリアンやヴィーガンの取組みに関しては、ベジプロジェクトの活動にも理解を示し「広げなくては意味がない、みんなで広げていこうよ」という思いをもって「ベジタリアン/ヴィーガン関連制度推進のための議員連盟」にも参加されています。ご自身もベジ移行中とのことです。

ベジプロジェクト代表の川野陽子とインスタライブをした時の映像はこちら。

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

VegeProject NPO法人ベジプロジェクト(@vegeproject_japan)がシェアした投稿

 

また、「動物福祉と倫理的消費 アニマルウェルフェアとエシカル消費」と題する座談会を地元で開催し、私たちの買うものと自然環境や動物の福祉とのつながりについて話されました。

インスタグラムではご自身の考えや暮らしぶりを頻繁に紹介し、若い世代やサステナブルでエシカルな暮らし方に関心をもつ人たちの中からもファンが増えています。動物の福祉や動物の権利の向上を長年訴え続けてこられ、ご自身も保護猫と暮らしています。

公式HP: https://horikoshi-keinin.jp/index.html
Facebook: https://www.facebook.com/horikoshi.keinin
Twitter: https://twitter.com/horikoshikeinin
Instagram: https://www.instagram.com/horikoshikeinin/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC0eYFJKRpjc7WzaJnYxpdsQ
Clubhouse: @horikoshikeinin

ベジタリアンを有言実行

杉本 和巳

すぎもと かずみ
【日本維新の会
 小選挙区:愛知10区
 比例代表:東海ブロック】
日本維新の会代議士会会長、前衆議院議員(3期)
元銀行員

ご自身がベジタリアンの食生活をされている、今現在おそらく唯一のベジタリアンの政治家ではないでしょうか。ベジタリアンの食生活によって、「健康と精神的な安定」を得られたと話されている取材記事もあります。

国会の委員会でのお弁当も、杉本氏にはベジタリアン弁当が用意されていたそうです。さらに「マイ箸」ならぬ「マイ醤油」を持参。一般的に魚が含まれる出汁もマイ醤油に代えて食事をされることも。

周りの政治家にもベジタリアンの存在やベジタリアン料理を知って頂くきっかけになる、ベジタリアンを有言実行する貴重な政治家です。

公式HP: https://www.sugimoto-kazumi.net/
Facebook: https://www.facebook.com/s755507/
Twitter: https://twitter.com/yuritobyone123
Instagram: https://www.instagram.com/kazumisugimoto123/
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCjEqC0NpgBdSKtMtd-UgvNg?view_as=subscriber

「動物にやさしい街は人にも優しいに違いない」

串田 誠一

くしだ せいいち
【日本維新の会
 小選挙区:神奈川6区
 比例代表:南関東ブロック】
前衆議院議員(1期)
弁護士、マンガ原作者、元法政大学大学院特任教授

動物の殺処分ゼロの国を目指そう!アニマルウェルフェアを世界標準にしよう!など、動物愛護を主な政策の第一に掲げられています。

2021年2月25日の予算委員会分科会では、採卵養鶏業の90%がバタリーケージ(狭いワイヤーケージの中で鶏を飼育する方法)であることを憂い、平飼いに変更することを求め小泉前環境大臣に対して質疑。
同大臣から「バタリーケージはアニマルウェルフェアの観点からは推奨されるべきではない、農林水産省とも連携する」という答えを引き出しました。

国会での質疑回数3期連続第1位で三ツ星国会議員の称号を持つ串田議員は、国民の声だけでなく動物の声も国会に届けています。

ツイッターでも今回の選挙に向け、「動物たちに代わって訴えていく」と意気込みを投稿されました。

公式HP: https://kushidaseiichi.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/kushidaseiichi/
Twitter: https://twitter.com/kushidaof
Instagram:https://www.instagram.com/kushida_seiichi/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCbkZz3gDa_3oVLzAWfZeyKA
Clubhouse:@kushidaof

政治や選挙のことはよくわからない、上記の立候補者が自分の選挙区では出馬していない、という方へ

今回は、ヴィーガンという動物や地球にやさしい生き方に少しでも近く、動物たちを取り巻く問題の改善のために取り組んでいる4名を取り上げました。

「興味を持ったけれど、政治のことも選挙のこともよくわからないから投票しにくい」という方や、「投票したいけど残念ながら自分の地域の選挙区には出馬していない」という方もいらっしゃるかもしれません。

ぜひ、調べて、考えてみてください。

参考にして頂けるために、いくつかの分かりやすいウェブサイトを紹介します。

その他にも、調べてみると分かりやすくまとめられたものが見つかるかもしれません。
是非、ご自身に合ったものを参考にしてみてください!

さいごに

今回の衆議院選挙では、候補者を直接的に選ぶ小選挙区と、政党名を記入する比例代表の2種類があります。
また、最高裁判所の裁判官の是非を問う国民審査も同時に行われます。

一人一票しかない大切な票。
ものを言うことのできない弱い立場にある動物にも優しくなれる社会は、すべての人にも優しくなれるはずです。
今回の選挙では、動物たちのことも考え、寄り添うことができる政治家も検討してみてはいかがでしょうか?

ニュースレターに登録

* 必須項目です

https://vegeproject.org/
https://vegemap.org/
https://vegeproject.org/tokyovegemap_kyotovegemap/
https://store.md-holdings.com/pages/kenkoukan/