植物由来のマグロ、イカ、サーモン!? 地球や人への優しさがテーマの次世代の代替シーフード発売

まるでマグロ、まるでイカ、まるでサーモン

2021年11月、あづまフーズ株式会社から植物由来の代替シーフードブランド『GREEN SURF（グリーンサーフ）』の第一弾が発売されました。

今回発売される商品は、「まるでマグロ」「まるでイカ」「まるでサーモン」のまるで魚シリーズ、3種類です。

下の写真のように、どれも見た目は本物のお刺身そっくりですが、コンニャク芋など植物性のデンプンを主原料として製造されています。

「まるでマグロ」「まるでイカ」「まるでサーモン」を使用したお寿司（左）と海鮮丼（右）

植物由来のシーフードの代替品に馴染みのない日本においては、「植物から作られたお刺身！？」と驚いてしまいますが、こういった食品は海外では既に浸透し始めています。

素食（五葷を含まない菜食料理）が普及している台湾では、既に植物由来のマグロやサーモン、エビなどが数多く流通しています。
日本では先駆けとなるシーフードの代替品ですが、あづまフーズ株式会社は構想から今回の発売まで２年の歳月を費やしてこられました。

今回の商品は、在庫がなくなるほどサンプルの要望が多かったり、テレビを始め様々なメディアで取り扱われたりと、大変注目されています。

代替シーフードブランド『GREEN SURF』

代替シーフードブランド『GREEN SURF』は、「地球に優しく、ヒトにも優しく」をキャッチコピーに、持続可能な開発目標（SDGs）の達成に貢献すべく新たに立ち上げられた商品シリーズです。

近年、魚介類の乱獲や海洋汚染問題、地球温暖化などを原因として国内外で水産資源の水揚げ量が減少しています。

「まるでマグロ」などのシーフード代替品を普及させることは、限りある資源を保護することにつながります。また同時に、資源を保護することは既存産業の保全につながる取組みでもあります。

これらは、海洋環境と海洋資源を守り、持続可能な利用を目指す14番目の目標「海の豊かさを守ろう」に大きく貢献するものです。

こんな方におすすめ

『GREEN SURF』は、

海の資源は有限であることを理解し、海鮮の消費を減らす必要性を感じている方
SDGsを知り（聞いたことがあり）何らかの形で参加・支援したいと思っている方

など環境に対して配慮があり何らかの取り組みをしたいと感じている方や、

ユニバーサルデザインフードに興味がある方（SDGsを知らなくても、ヴィーガン、ベジタリアン、ハラールなど食の多様性に興味、理解のある方）
体質などから生魚が食べられなかったり、控えている方

などにもおすすめできるブランドです（参照：公式ウェブ特集ページ）。

上記に加え、魚介類の命に思いを馳せ、食べない選択をしている人にも、もちろんオススメです。

「海の資源が有限であること」は、話題のドキュメンタリーでも紹介されています。
気になった方は、Seaspiracy（シースピラシー）の紹介記事もご覧くださいね。⇒　

プラスチック問題、人権、動物、サステナビリティに関する英国でNo.1ドキュメンタリー

https://vegetime.net/seaspiracy/

動物性原材料を使用しないヴィーガン対応商品

今回『GREEN SURF』を立ち上げたあづまフーズ株式会社は、大豆から作ったベジミートシリーズ『SOY MEISTER（ソイマイスター）』も販売されています。しっかりと味付けされた「焼肉風」、「照焼きチキン風」、「台湾ミンチ」と、味付けされていない「そぼろ」の4種類があります。どれも、大豆特有の臭いがなくなるよう仕上げられ、よりたくさんの人を魅了する商品ラインナップです。こちらのシリーズは、NPO法人ベジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証を取得されています。