2024年10月、大阪商工会議所で主要7カ国（G7）から日本へ進出した企業でつくる在日商工会議所の代表者を招いたラウンドテーブル会議が開催されました。会議では、2025年に開催を予定している大阪・関西万博を契機と捉え、ビジネス面での交流や連携を強化していくことが確認されました。

2024年10月に大阪商工会議所で開催された、円卓会議の様子。G7から日本へ進出した企業でつくる在日商工会議所の代表者が参加

円卓会議の様子、机上には「OKARADAスナック」も

その円卓会議の場で参加者に配られたお菓子の中に、「OKARADAスナック」というお菓子が。これはおからを主原料に使用した商品で、大阪府吹田市に店舗を構えるパン屋「ラパン」が製造・販売しています。

OKARADAスナック

カラダに、地球に、やさしくてヘルシー

OKARADAスナックをはじめとする「OKARADA」シリーズには、ヴィーガン（動物由来の原材料不使用）・グルテンフリー（小麦、グルテン不使用）・低糖質にこだわった、ヘルシーで栄養価のあるスナックやエナジーバーがあります。どの商品も、おからや麦芽粕、規格外野菜などのいわゆる”食品廃棄物”をアップサイクルした原材料が使用されています。

ヴィーガン＆グルテンフリー＆添加物フリー＆抵糖質

サクサク食感の「OKARADAスナック」

OKARADAスナック

OKARADAスナックは、食物繊維とタンパク質が豊富で、子どもから大人、年配の方まで世代に関係なく楽しめるヘルシーなスナックです。動物由来の原料や小麦粉、添加物は一切使用していないので、ヴィーガンやグルテンフリーの商品を探している方、添加物が気になるという方も安心して食べられます。この点が、インバウンドのお客様にも好評だそうです。

サクサクと噛み応えのある一口サイズのスナックなので、勉強や仕事、子育てなど、毎日を慌ただしくしているあらゆる方の、小腹が空いた時のちょっとしたエネルギーチャージに最適です。もちろん、おやつタイムにも。フレーバが全9種類あるので、まとめ買いしておけば、その日の気分で選ぶ楽しさもあります。

ラインナップの中には日本災害食認証を取得しているフレーバーもあり、非常食やアウトドアのお供としても人気です。
おからではなく、ビールを作る工程でできる麦芽滓（ばくがかす）を使用した商品もあります。

フレーバー：
おからとハーブ、おからとカカオ、おからと抹茶、おからとほうじ茶、おからと生姜、おからと柚子、おからと京一味、麦芽滓とガーリック、麦芽滓とシナモン

主な材料の栄養成分と効果
〇おからパウダー
栄養成分：食物繊維、たんぱく質、大豆イソフラボン、カルシウムなど
特徴：腸内環境を整える効果が期待でき、低カロリー、高たんぱく質のためダイエット中の方にも喜ばれるでしょう

〇海老芋
栄養成分: ビタミンC、カリウム、食物繊維など
特徴: 塩分を排出し、便秘改善や高血圧予防にも役立ちます

〇プランタゴオバタ
栄養成分：水溶性食物繊維
特徴：満腹感維持、便秘改善が期待できます

〇ココナッツ
栄養成分: 中鎖脂肪酸（MCT）、食物繊維、ビタミンC、カリウム
特徴: エネルギーの速攻供給、脂肪燃焼のサポート、腸内環境を整える効果が期待できます

片手で手軽に「OKARADAエナジーバー」

OKARADAエナジーバー

OKARADAエナジーバーは、その名の通り栄養満点の商品です。オートミール、生おから、もち麦などをバランスよく配合し、エネルギーを持続的に体内に供給します。OKARADAスナックよりやや歯ごたえがあって、ザクザクとした食感が楽しめます。

シンプルなパッケージに片手で食べやすい手軽さも嬉しいポイント。カバンにいつも忍ばせておけば、小腹が空いた時はもちろん、出先での緊急時の非常食にもなり得ます。荷物が多くなりがちなアウトドア、エネルギーを持続的に消費する登山の時なども持っていると安心です。

エナジーバーもヴィーガン・グルテンフリー・添加物不使用の3拍子が揃っていて、こちらも訪日外国人観光客の間で高く評価されているそうです。
フレーバーは全部で5種類あります。

フレーバー：柚子、クランベリー、カカオ、抹茶、生姜

主な材料の栄養成分と効果
〇おから
栄養成分：豊富な食物繊維、低カロリー、高たんぱく質、カルシウム、鉄分、マグネシウムも
特徴：腸内環境の改善、満腹感の維持、骨の健康促進

〇オートミール
栄養成分:：ビタミンB群、鉄分、マグネシウム、亜鉛などが含まれ、食物繊維も豊富
特徴：血糖値の安定、コレステロールの低下、長時間のエネルギー供給ができます

〇もち麦
栄養成分：βグルカン（食物繊維）が豊富で、ビタミンB群やミネラルも含まれる
特徴：血糖値の安定、コレステロール低下、便秘解消に役立ちます

食品ロスの削減と地域社会への貢献をミッションに

「OKARADA」シリーズを展開している「ラパン」は、1999年に大阪府吹田市にオープンしました。創業25年の地元で愛される町のパン屋さんです。2016年には規格外や売れ残りで廃棄するパンを衣に活用した、串カツ店「串カツさくさく」も開業。ここから、ラパンの食品廃棄物の課題に応えるアップサイクル事業が本格的にスタートしました。

この取り組みから誕生したのが、豆腐を作る際に出る大豆の搾りかすのおからを使用した「OKARADA」シリーズです。かねてから、廃棄されるおからに「もったいない！」という思いを強く抱えていたラパン店主久保恵理さんが、近隣の豆腐店から仕入れたおからを活用し、パン職人である夫の久保晃一さんと開発しました。

ラパン店主ご夫妻

OKARADAスナック・エナジーバーのラインナップはすべて、動物由来物の不使用・動物実験を行っていないことが確認された商品として、NPO法人べジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証を取得しています。「OKARADA」シリーズ誕生のきっかけにもなった、ラパンの地球環境や地域社会の持続可能性への思いが込められています。

ラパンでは、町のパン屋さんならではの地域社会との共創を目指し、地元の農家や食品関連企業と連携して、地元食材のアップサイクル商品開発を推進したり、地域イベントや教育プログラムを通じてサステナビリティへの理解を深める活動も行っています。

OKARADAシリーズ、大阪から世界へ

2022年からは、OKARADAエナジーバーの商品コンセプトや味が評価され、アメリカ、香港、オーストラリアへの輸出をしています。エナジーバーの種類が日本以上に多い海外でも「おから」を使用した製品は珍しく、「おから」をアピールすることで現地メーカーの商品との差別化を図っているそうです。
国内においても数々の大手ホテルで採用されるなど、国内外問わず広がりを見せています。

OKARADAエナジーバー

また、2025年に開催予定の大阪・関西万博では、ラパンがアフリカのブルンジ共和国を支援する取り組みを進めています。同国で生産された農薬不使用の高品質なコーヒーに加え、ラパン特製のスイーツを提供するため、現在準備を進めています。ブルンジ産の素材を使用し、コーヒーと相性の良いスイーツの開発に取り組んでいます。ブルンジ共和国はアフリカの発展途上国であり、ラパンでは大阪・関西万博を通じて同国の経済発展に寄与できるよう努めています。

OKARADAのInstagramでは、ブルンジ共和国に関する情報を発信しています。ぜひご覧いただき、ブルンジ共和国への理解を深めていただければ幸いです。
・OKARADA

また、万博の会場では「コモンズA」エリア内にブルンジ共和国のブースが設置されます。ぜひお立ち寄りいただき、同国の魅力に触れてください。

ブルンジ共和国の国旗とOKARADAのロゴマーク