スウェーデン生まれの注目企業OATLY(オートリー)
皆さんは、”OATLY(オートリー)” という会社を聞いたことがありますか?
OATLYはスウェーデンの会社で、オーツ麦を原料としたプラントベースの製品の製造販売を行っています。オーツ麦への注目は最近高まってきています。
“オーツミルク“は中でも人気商品で、食物繊維を豊富に含みコレステロールを下げたり、血糖値を下げて脂肪がつきにくくなったりする効果があります。
さらに、オーツミルクは地球環境に配慮する投資家や消費者からも支持されて、今市場が急拡大しています。
オーツミルクと地球環境、どう関係するのでしょう?
オーツミルクを含む植物性ミルク(ライスミルク、豆乳、アーモンドミルク等)は、動物性ミルク=牛乳と比べ、環境への負担が小さいという報告があります。
世界で最も徹底的に農業と環境の繋がりを調査・分析したイギリス・オックスフォード大学の研究のデータを見てみましょう。植物性のミルクはいずれも牛乳より、温室効果ガスの排出、土地の利用、水資源の利用の点で、環境への負担が大幅に小さいことがわかります。
環境面からも、牛乳の代わりに植物性ミルクを選ぶ人が増えているのです。
オーツミルクのメッリトについて詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧ください → 植物性ミルク「オーツミルク」は身体にも環境にも優しい – FoodClip| 食ビジネスの動向やトレンドを届ける専門メディア (cookpad.com)
また、OATLYはオーツミルクの他にも、オーツ麦がベースのアイスやヨーグルトなどを販売し、多様なニーズに対応しています。
オーツミルクの市場価値
アメリカのスターバックスでは、プラントベースミルクの需要の高まりから、OATLYのオーツミルクを使った新しい飲み物が今年の3月から販売されています。
今年5月20日、OATLYは米国での新規上場により、企業価値は130億ドル、日本円にして約1兆4000億円となりました。
OATLYの設立は、まだプラントベースが知れ渡っていなっかた1990年代前半。人間と地球の両方のニーズに合った植物性飲料を作りたいという思いから、オーツミルクが生産されるようになりました。
“地球上の資源に負担をかけることなく、私たちが食べたり飲んだりするものを健康的な喜びの瞬間に変えることを簡単にすること“
これは、OATLYのコンセプトです。どの製品がどのように作られているのか、普段深く考える機会は少ないと思います。
しかし、私たちが何気なく行っている「購入」 という行動は、私たちがどの会社・商品をサポートしているかの意思表示と同じです。
「地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のこと」をエシカル消費といいます。OATLYは普段の生活の中で、エシカル消費を少しずつ意識してみる、それが持続可能な未来にとって大切だと気づかせてくれる素敵な企業です。
ところで、プラントベースのミルクは自宅でも簡単に作ることがきるので、皆さんもぜひ作ってみてください!
オーツミルクのレシピはこちら!
→ とっても簡単!! 自家製オーツミルクの作り方
関連記事はこちら→ 植物性ミルクでさらに楽しい食生活を!
最後に、ベジプロジェクトのスタッフが制作した動画 “Why we shouldn’t boycott Oatly as ethical consumers” もぜひご覧ください!