穀物を飲料、製菓、肥料などのさまざまな用途に加工している京都グレインシステム。同社が加工する原料を使った玄米茶や麦茶は日本のコンビニやスーパーによく並んでいます。

そんな京都グレインシステムから、植物由来で優しい甘さの天然甘味料「餅米飴」「はと麦飴」「有機米飴」がリリースされました。お料理やお菓子作りの新しい隠し味をお求めの方、蜂蜜や砂糖を避けたい方、小さなお子様のいるご家庭にも、蜂蜜の代替品として楽しんでいただける商品です。

　　

国産の農産物から作る、蜂にも環境にも優しい蜂蜜の代替品

蜂は視覚、動き、香りを使った複雑なコミュニケーションを行い、抽象的な思考もできるとされるユニークな昆虫です¹。彼らが作る蜂蜜は本来、炭水化物やアミノ酸、抗酸化物質、天然の抗生物質など、蜂が健康的に暮らすために欠かせない栄養源です。

工業的な生産において蜂蜜は蜂から取り上げられ、その代わりにショ糖や高果糖コーンシロップが与えられます。これにより、蜂の免疫系が弱まり、農薬に対する防御力が低下することがあるとされています²。また、蜂蜜を生産するうえでは女王蜂の人工受精や羽の切断など、蜂に大きな負担をかける管理が一般的に行われています³。

これらの理由から、蜂蜜の代わりに植物由来の甘味料を使用したいと考える人が近年増えています。

LightShaper (2009). Stock photo ID:146954964

よく知られているハチミツの代替品として、植物由来の甘味料の「メープルシロップ」や「アガベシロップ」があります。しかし、これらはカナダやメキシコなどの外国から輸入されることが多く、地球環境への負荷を懸念する方もいます。

京都グレインシステムの新商品は国産の米やはと麦を原材料とし、蜂蜜の代わりにもなる発酵甘味料です。蜂蜜はもちろん、その他の動物由来原料も不使用の商品で、それを示すNPO法人ベジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証も取得しています。国内で生産される素材を活用することで、蜂に優しいだけではなく地球環境への負荷も少ないサステイナブルな商品です。

お料理や焼き菓子にも使える、優しい甘さ

風味やテクスチャーがそれぞれ異なる「餅米飴」、「はと麦飴」、「有機米飴」の３種類があります。

■餅米飴：「もち米」と「大麦麦芽」のみで出来ています。もち米らしい粘り気と柔らかい甘さが特徴です。
■有機米飴：「有機米」と「有機大麦麦芽」のみで出来ています。有機米には国産のあきたこまちが使用されています。上品ですっきりとした甘さが特徴で、有機食品としてJAS認定を取得しています。
■はと麦飴：「はと麦」と「大麦麦芽」のみで出来ています。米飴とは一味違う、深いコクが楽しめます。

これらのシロップは保水性が高いため、生地をしっとりさせたい焼き菓子やケーキ作りのグレードアップに使えます。また、うまみ成分であるアミノ酸も豊富に含まれており、みりんの代わりとして料理に使用することもできます。冷めても固まりにくく、素材の滑らかさを長く保つことにも役立ちます。

乳児のいる家庭も安心

蜂蜜には、ボツリヌス菌が含まれている可能性があります。この菌は、1歳未満の乳児の消化器系で増殖し、便秘や哺乳力の低下、稀には死亡に至ることもある「乳児ボツリヌス症」を引き起こす可能性があります。そのため、1歳未満の乳児には蜂蜜を与えてはならないとされています⁴。

今回ご紹介している商品は３種類全てが一般社団法人日本マタニティフード協会の認証を取得しており、ハチミツの代替品としてお子様の食事にも安心して使用できます。

購入方法

紹介した3つの商品は2024年11月7日から、日本マタニティフード協会が運営するTokyo Family Marcheのオンラインショップでの販売が始まりました。商品ページはこちら。

また、東京の有明ガーデンにあるTokyo Family Marcheのショップでも店頭販売が行われています。

■Tokyo Family Marche
住所：〒135-0063 東京都江東区有明2丁目1−8 有明ガーデン 4F
店舗紹介：https://www.shopping-sumitomo-rd.com/ariake/shop/tokyofamilymarche/

Tokyo Family Marche

【企業情報】

会社名：京都グレインシステム株式会社
所在地：京都府京都市下京区油小路通木津屋橋下ル北不動堂町４８０ 番地資生堂京都ビル２F
TEL：075-353-8833
公式HP：https://kyoto-grain.co.jp/
公式Instagram：https://www.instagram.com/planet_food_kitchen_hokuriku/