日本の伝統食である、穀物・野菜・海藻・発酵食品を中心とした玄米自然食が楽しめる『自然食れすとらん 元氣亭』。心を込めて作られ栄養士が監修するレシピで見た目も味も満足できる日替わりの献立を通して、食の大切さを広めています。

ランチ御膳から人気の薬膳カレーまで、ヴィーガン対応メニューを豊富に提供している同店は、今年、NPO法人ベジプロジェクトジャパンヴィーガン認証を取得されました。

左:東京ベジマップ 2023-2024 にも掲載!、右:ベジプロジェクトジャパンのヴィーガン認定証

3つの原則を貫く「食事道」の哲学

元氣亭は、「食改善で真の健康をお届けする」というスローガンを掲げる健康食品会社「株式会社玄米酵素」が経営しています。ここでは、植物性素材と発酵食品の美味しさを引き出す和食のお料理を「食事道」に則って提供しています。

「食事道」とは、株式会社玄米酵素の創業者・岩崎輝明氏が、日本に古くから伝わる「食の三原則」を基本とする食の考え方を「食事道」と名付け、その普及と実践に努めてきた概念です。家族の体調不良をきっかけに岩崎氏が取り入れ始めた「食事道」の理念を、お客様にも知っていただきたいという思いで、元氣亭のメニューは今でも「食の三原則」に沿ったメニュー作りに取り組んでいます。

「食の三原則」の一、「適応食」

日本人に適した、米を中心とする穀物や野菜中心の日本の伝統食を心がけることを勧める考え方。

精進料理など、古くから動物性食品を食べない文化の影響もあり、日本人の適応食は「穀類・野菜を主に、動物性食品は少なめの食生活」であるとされています。肉じゃがなどのレシピには、お肉の代わりに板麩など、日本伝統の食材が使用されています。

「板麩の肉じゃが風」が主菜の「本日のお食事」主菜と副菜が毎日変わる

「食の三原則」の二、「身土不二」

自分の身体と土は一体であり、自分の住む土地で取れた旬のものを食べるのが良いとされる考え方。

人間はその環境に合うよう、長い年月をかけて身体を進化・変化させてきました。日本人の場合は、先祖代々食べ続けてきた、穀物・野菜・海藻などの食材が体に合っていると考えられています。

「食の三原則」の三、「一物全体食」

食物は全体でひとつの命であり、まるごと食べることが理想的であるという考え方です。

野菜はできるだけ皮をむかない、米は白米よりも、精白しない玄米といった理念に則り、元氣亭のお食事は全て玄米、じゃがいもなどの野菜は皮付きで提供されています。また、玄米は北海道の契約農家で自社栽培をしていて、誰でも食べやすいように、もちもちとした食感に品種改良を重ねられたものを仕入れています。

管理栄養士監修!料理長の心がこもった日替わりの献立

元々親和性の高い自然食とヴィーガンですが、元氣亭のメニューにヴィーガン対応が増えたのは実は最近のこと。

きっかけは、現料理長の土佐谷さんがご自身もヴィーガンとして感じている、日本での選択肢の少なさでした。

ヴィーガンになったとたんに外食の選択肢が激減してしまう現状を何とかしたいと考えた土佐谷さんは、主菜と副菜が毎日変わる「本日のお食事」、薬膳カレー、「食事道膳セット」など、多彩なメニューの提供を通して、ヴィーガンの方やそうでない方にも、健康的な菜食のお食事を楽しんでいただきたいと考えました。

料理長の土佐谷さん

そうして提供されている「本日のお食事」は、ひと月分の献立を土佐谷さん自らが考え、手作りしています。元氣亭のビルの三階には、株式会社玄米酵素が開講している「エコロクッキングスクール」があり、そこで講師を務めている管理栄養士の先生が全てのメニューを監修しています。

栄養バランスを考慮した「本日のお食事」は、しっかりとボリュームがあるのにお手頃な価格なので、お昼時には付近のビジネス街で働くOLやビジネスマンを中心に、多くのお客様が日替わりメニューを目当てに訪れるとのことです。お店の近くには両国国技館もあり、大相撲の本・秋場所などの時期には、外国人観光客や力士も訪れることがあるそうです。

どのようなメニューがあるのか気になるという方は、月初めにひと月分の献立が公式インスタグラムに公開されるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

「これを出す日にぜひ来てほしい」料理長のおすすめメニューをご紹介!

主菜と副菜が毎日変わる「本日のお食事」の献立の中でも、料理長の土佐谷さんが特におすすめしたいメニューを伺ってみました。

主菜:厚揚げの塩麹トマト煮

日替わりランチはテイクアウトも可能

トマト、玉ねぎ、にんじんをベースにしたソースと塩麴に絡められた厚揚げは、シンプルだけど深い味わいが美味しいと言います。旬の食べ物を良いとする「身土不二」の考え方に則って、夏場はフレッシュトマトを使用しています。

副菜:たたきごぼう

マクロビオティックのレシピを参考に献立を考えている土佐谷さんによると、マクロビオティックの料理によく登場するというたたきごぼう。こちらも土佐谷さんのおすすめです。お酢でごぼうをたたき、すりごまに醤油を吸わせ、たたいたごぼうと合わせる、という素朴な味わいが良いそうです。

ヴィーガンの選択肢を多く取り揃えている元氣亭のメニューには、「本日のお食事」以外にもおすすめしたいメニューがあるという土佐谷さん。

サラダボウル

野菜、豆、ナッツが入っているボリューム満点のサラダ。野菜が不足しがちという方におすすめの一品です。元氣亭オリジナルの自家製玉ねぎドレッシングとの相性が抜群とのこと。

ごはんセット

お好みの小鉢と組み合わせてお楽しみいただけるセットです。元氣亭でご飯を頼む際は、①玄米ごはん、②雑穀入り玄米ごはん、③雑穀入り有機五分搗きごはんから選べる点も魅力です。

雑穀入り玄米ごはん

元氣亭では他にもセットメニューとして、管理栄養士が考えた日替わりのデザートや有機コーヒー・紅茶もお楽しみいただけます。この日頂いたいちごの大豆ジェラートと黒みつ豆乳プリンは、どちらも動物由来原料不使用のヴィーガンデザートでした。

大豆ジェラート(いちご)と黒みつ豆乳プリン

もりもり食べたいという方は、旅館で出てくるような御膳がヴィーガン対応で楽しめる「食事道膳セット」がおすすめです。

主菜と副菜が毎日変わる食事道膳セット

ヴィーガンの選択肢が少なくお店選びや注文をストレスに感じている方も、ここ元氣亭では毎日異なるお料理や複数のヴィーガン対応料理が提供されているため、ストレスなく注文できるのではないでしょうか。毎日自由に選べるおいしいお食事を楽しんでみてくださいね。

また、ビル1階には販売店もあり、元氣亭で使用されている玄米をはじめとする厳選された自然食品が購入できます。ヴィーガンの食材も取り揃えられているので、元氣亭でのお食事の後にぜひ立ち寄ってみてくださいね!

ベジプロジェクトのヴィーガン認証を取得している商品も!

 

【店舗情報】
所在地:〒111-0053 東京都墨田区両国3丁目24番10号 第2酵素ビル「エコロ」2F
TEL:03-3632-3933
営業時間:平日ランチタイム  11:30~14:30(L.O.14:00)/ディナータイム  完全予約制

定休日:土日・祝日

公式HP:https://www.genmaikoso.co.jp/health/genkitei/
公式Instagram:https://www.instagram.com/ecolo_genkitei/

 

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Published On: 2024/11/23
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