JR浅草橋駅から徒歩約10分、落ち着いた街並みの中に佇む一軒のサンドイッチ屋さんがあります。
色とりどりな食材を挟んだ、ヘルシーなサンドイッチを提供するこのお店の名前は「サンドイッチラボ」。

ヴィーガン対応メニューの導入にも積極的に取り組んでいる同店は、今年NPO法人ベジプロジェクトジャパンヴィーガン認証を取得されました。

コンビニからの解放「ワンハンドで必要な栄養を」

サンドイッチラボ創立のきっかけは店主の山嵜 貴士さんが仕事で忙しかった頃、コンビニ弁当で食事をすましていた時に湧き上がった「ワンハンドで栄養素を取れるような食事があればいいのに」という想いでした。

その想いを実現するため、今も栄養価の高い食事作りへの挑戦を続けるサンドイッチラボのメニューには、管理栄養士の監修を受けたメニューも導入し、栄養価の整ったサンドイッチやセットメニューを提供されています。

「コロナ太り」など、外出頻度の減少による運動不足で悩んでいた2021年頃に、月一での営業を開始し、2022年にグランドオープンを果たしました。

サンドイッチを作る店主の山嵜貴士さん

ヴィーガン対応にかける想い

栄養価の高いワンハンドミールに加え、ヴィーガン対応にも挑戦するきっかけとなったのは、山嵜さんが添乗員として勤務していた頃に、観光客がつぶやいた「日本は綺麗だし、人も優しいけど、ヴィーガンには優しくない」という言葉でした。

日本を訪れる観光客がヴィーガン対応のレストラン探しに苦戦している姿を間近で見ながら、ご自身もレストラン探しを手伝っていた中で、自分がお店を開くなら絶対にヴィーガン対応メニューを用意すると決意したとのこと。

また、収穫過程で廃棄されてしまう規格外の野菜をなんとかしたいという思いも抱いていた山嵜さんは、農家さんから規格外の野菜を仕入れ、ヴィーガンの野菜たっぷりなメニュー作りに取り組んでいます。

 

想いのこもったサンドイッチラボのヴィーガンラインナップ

サンドイッチからデザートまで、ヴィーガンの選択肢を幅広く用意している同店は、ヴィーガンやベジタリアンの方のみならず、どんな方でも満足できるプラントベースのヘルシーなお食事をお楽しみいただけます。

サンドイッチメニュー

人気No.1「てりやきテンペサンドイッチサンドイッチ」

てりやきテンペサンドイッチサンドイッチ(パンを酵素玄米ごはんのバンズに変更)

インドネシアの発酵食品「テンペ」をてりやきソースで絡めたサンドイッチ。

食物繊維が豊富なグリーンカール、キャロットラペ、紫キャベツのマリネ、きのこソテーをサンドしています。栄養価、彩り、そして味付けも、こだわりの詰まった一品です。てりやきソースには有機醤油、料理酒、甜菜糖を使用し、オーガニックのイエローマスタードとの調和が絶妙。

サンドイッチとして挟みながら食べることはもちろん、パンを酵素玄米ごはんのバンズに変更すれば、さらに栄養価が高まり、サラダボウルのようにお召し上がりいただけます。
酵素玄米ごはんは、玄米を小豆と塩と一緒に炊き、保温熟成する事でメイラード反応(糖化現象)が進み、甘味と旨みが増し、味わい深くなります。通常の玄米よりもギャバなどの栄養素がアップすると言われています。

弾力のあるテンペともりもりの野菜で満足感たっぷりなのに低カロリーで高タンパクな、サンドイッチラボ自慢の人気メニューです。

 

カレー好きにおすすめ「ダルカレーサンドイッチ」

玉ねぎやトマトなどの野菜に、食物繊維が豊富なレンズ豆とひよこ豆を加え、数種類のスパイスとともに煮込んだドライカレーを挟んだサンドイッチです。カレーは好きだけど、辛いのは苦手という方にもおすすめのメニューです。

ビタミンCを豊富に含み、免疫力向上が期待できる千葉県産 有機栽培のグリーンカールを一緒にサンドしています。

サクッとしたトーストと、ヘルシーなのにボリュームたっぷりなカレーの相性が抜群!

サンドイッチのメニューはいずれも、ご注文時にイギリスパン、もしくはお米を使用したバンズをお選びいただくことで、ヴィーガン対応に変更可能です。

また、フルサイズとハーフサイズでの提供が行われているので、その時のご気分や空腹具合に合わせたご注文ができます。

 

デザートメニュー

売り切れ続出「​フルーツサンドイッチ」

午前中に売り切れてしまうほど人気のフルーツサンドイッチです。

有機豆乳ホイップ、甜菜糖と少量のレモン汁のみを使用した、こだわりのクリームが人気の秘訣です。甘さ控えめの豆乳クリームがフルーツの甘味を引き立たせます。

こちらはオープンサンド

普段はサンドイッチとして提供されていますが、売り切れてしまった後にやって来たお客さんには、特別にオープンサンドとしてのご提供も行っています。フルーツの彩りを目でも楽しめる点がオープンサンドの魅力。

ご訪問時にサンドイッチが売り切れてしまっている場合は、ぜひオープンサンドをお楽しみください!

 

​もっちり食感の「米粉100%のオーガニックブラウニー」

米粉と有機豆腐をベースにしたオーガニックブラウニーです。

試行錯誤を重ね、完成したもちもちの食べ応えのある食感が特徴的な一品です。

上白糖を使用せず、天然甘味料のアガペシロップとヴィーガン認証の甜菜糖を使用しています。程よい甘さと苦味のバランスがくせになりそうな優しい味わいのデザートです。

ヴィーガンに加え、グルテンフリー、カゼインフリーでもあるので、食物アレルギーがあるお客さんにもお召し上がりいただくことが多いそう。また、ヘルシーな代替食材にこだわって作られたこのブラウニーは、スイーツなのにカロリーがなんと​約150Kcalです!

ドリンクメニューも産地にこだわったコーヒーから、珍しいマスカット味のコンブチャまで、豊富に取り揃えています。

ちょっと一息したい時、ヴィーガンのスイーツを楽しめるカフェとしてもご利用いただけるお店です。

 

福島に2号店?今後の展望について

今後の展望について尋ねたところ、福島に2号店を出したいと語る、店長の山嵜さん。

東日本大震災後に警戒区域に指定されていた地域では、指定が解除されてからも、風評被害などにより未だ人の足が遠のいているそう。地域の人々が気軽に立ち寄れるレストランやお店の少なさを見て、山嵜さんは福島に2号店を構えたいと考え始めたそうです。農家さんと協力しながら規格外の野菜を使用したサンドイッチ作りを福島にて展開することで、地域の活性化の一助となることを願われています。

2号店に加え、大好評の「米粉100%のオーガニックブラウニー」を通販で購入できるよう、オンラインショップ設立の準備にも取り組みたいと考えている山嵜さん。より多くの方にお楽しみいただくことを通して、ヴィーガンやグルテンフリースイーツの魅力を発信していきたいと意気込まれています。

 

今後のイベントや出店予定

同店は、お店での食事提供だけでなく、フェスやイベントにも積極的に参加されています。
今年4月に2周年を迎えたサンドイッチラボは、春分の日に外部講師を招いたアートカフェを実施。食事や飲み物を楽しみながらワークショップに参加できる本イベントは大変好評でした。

直近でサンドイッチラボの商品が味わえる店舗・イベントをご紹介します。

「地域を結ぶ直売広場 」わくわく広場

4月17日より、日本橋のコレド室町3地下1階にある「わくわく広場 コレド室町3店」で同店の商品を購入することができます。「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトに、手作りのお弁当やお惣菜などが揃えられています。
日本橋へお越しの際はぜひお立ち寄りください!

店舗情報:わくわく広場コレド室町3店

隅田川マルシェ「HAPPY GOLEDEN WEEK」

5月3・4日(金祝・土)開催の隅田川マルシェ「HAPPY GOLEDEN WEEK」に同店が出店します。
ゴールデンウィークにぜひお越しください!

出店日:5月3日(金祝)10時30分~15時
場所:越中島公園

イベント詳細:隅田川マルシェ「HAPPY GOLEDEN WEEK」

 

今後の展望が楽しみな行動力と発信力をもつ同店では、「東京ベジマップ 2023-2024」も配布中!

ただ食事を提供するだけでなく、ヴィーガン、栄養価、アレルギーやフードロスなど、食にまつわる諸問題に正面から向き合う姿勢を崩さないサンドイッチラボ。

妥協しない商品作りで生まれた満足感抜群のお食事が楽しめる注目のお店です!

【店舗情報】
所在地:〒111-0053 東京都台東区浅草橋 3-10-8
TEL:070-8329-5618
営業時間:月〜木:11:30〜16:00/テイクアウト:12:00~22:00

定休日:金〜日

公式HP:https://www.lab-sandwich.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/lab.sandwich/
公式Facebook:https://www.facebook.com/Sandwichlab313 

 

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