筑西市は江戸時代から続く赤梨の大生産地として知られ、茨城県内有数の米処でもあります。農業が盛んなこの地で、ファーム大畑は減農薬コシヒカリの栽培に加え、椎茸とキクラゲの生産にも取り組んでいます。
これまで、椎茸をパック詰めする過程では椎茸の石づき(椎茸が原木や菌床と繋がっている黒ずんだ部分)と軸(石づきからかさの部分まで)の一部が切り落とされ、その多くが廃棄されるという課題がありました。この食品ロスを解消するため、ファーム大畑では椎茸の石づきや軸を有効活用する方法を模索し、試行錯誤を重ねてきました。
その結果誕生したのが、「まろ福印の天日干し椎茸パウダー」です。これは、椎茸が石づきも軸も含めて粉末にされた商品です。椎茸全体が含まれているため、椎茸の栄養素を余すところなく摂ることができ、料理に少し加えるだけで手軽に風味と栄養を加えられる「ちょい足し調味料」です。
日本人の98%が不足していると言われる「ビタミンD」を補う味方
東京慈恵会医科大学の研究によれば、日本人の98%がビタミンDが不足しています¹。この背景には、室内活動の増加や日光浴の減少といった生活習慣の変化が影響していると考えられています。
ビタミンD不足は骨粗しょう症の原因となるだけでなく、感染症、心血管疾患、自己免疫疾患の重症化にも関連があると言われています。
このビタミンD不足を補うために、魚や卵など動物性食品の摂取が推奨されることが多くあります。しかし、植物性の食品でもビタミンDが豊富な食材はあります。それが「きのこ」です。
ただし、きのこがビタミンDを豊富に創り出すためには太陽の光または紫外線を浴びる必要があります。そのため、暗所で栽培されたキノコは、ビタミンDの含有量が比較的少ないのですが、天日で干された「まろ福印の天日干し椎茸パウダー」はビタミンDの含有量が高く、日本食品標準成分表に記載された干し椎茸の値を上回っています。
この商品は植物性食品では摂取がなかなか難しいとされるビタミンDを手軽に美味しく摂れるようにすることで、健康的なヴィーガンの食生活を支えます。動物由来の原材料が不使用であることを表すNPO法人ベジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証を取得しています。
振りかけるだけで旨味UP!手軽に使える「ちょい足し調味料」
本商品はさらさらしたパウダー状で、見た目はきな粉に似ています。石づき部分までが含まれていることで、より椎茸の香りが引き立ちます。
食べると椎茸の風味が感じられ、うま味成分の一つであるグアニル酸が料理の旨味を引き上げてくれます。クセがなく他の食材の味を邪魔しないので、どんな料理にも合わせることができます。
また、通常の干し椎茸は水で戻す時間が必要ですが、本商品は振りかけるだけですぐに使うことができ、料理に旨味と深みを与えてくれます。時短料理としての活用もおすすめです。
味噌汁やお浸しはもちろん、カレーや納豆、ヨーグルト、コーヒーなどにかけても楽しめます。
農園としてのこだわりや取組み
ファーム大畑は、2021年に「GLOBALG.A.P.(グローバルギャップ)」のGAP認証を取得しました。
「GAP(農業生産工程管理)」とは、「Good Agricultural Practices」の頭文字をとった言葉です。消費者・生産者・環境にとって良い農業の取組みのことで、SDGs達成の手段としても注目されています²。
また、「安全な原材料しか使わない」ということを重視し、生産から販売まで全て自社で行っています。椎茸栽培の際には農薬やホルモン剤は使用せず、群馬県産のオガ粉に水と穀物のカラを中心にした栄養分を混ぜています。そうすることで肉厚の味わい深い椎茸が出来上がります。
さらに、筑西市のこども食堂「有りの実」に椎茸の無料提供を行うなど、地域の子どもたちへの支援と共に、地元の食材の良さを伝える活動もしています。
本商品は、公式オンラインショップで購入できる他、筑西市のふるさと納税の返礼品としても登録されています。
調味料を探している方、ヴィーガン・ベジタリアンの方はもちろん、日本の農家を応援したい方やふるさと納税の寄付先を探している方もぜひ試してみてはいかがでしょうか。
【企業情報】
ファーム大畑
所在地:〒308-0105 茨城県筑西市西保末193-1
電話番号:0296-37-3088
公式HP:https://farmohata.jp/
公式オンラインショップ:https://farmohata.stores.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/farmohata/
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<出典>
¹:Ochi, S., Kato, T., Ito, K., Saito, M., & Furusho, R. (2023). Determination of a Serum 25-Hydroxyvitamin D Reference Ranges in Japanese Adults Using Fully Automated Liquid Chromatography–Tandem Mass Spectrometry. The Journal of Nutrition, 153(4), 1253
²:農林水産省「Goodな農業! GAP-info」(URL)