原文: Rachael Lucas

和訳: 大野南香

アメリカ、オレゴン州ポートランドの、今ネットで話題のヴィーガンミニモールに行ってきました。YouTubeで動画を見てからずっと行きたかったんです。ミニモールにはSweetpea Bakery、Food Fight! Grocery、The Herbivore Clothing Company、Scapegoat Tattooの4店舗が存在し、全店舗において100%ヴィーガンの商品が売られていました。4店舗各オーナーが、それぞれお店を2007年にミニモールに移転したことで、私の知る限りですが、世界初のヴィーガンモールができたのです。

ポートランドではベジタリアンビジネスが古くから盛んです。セブンスデー・アドベンチスト教会の教会員たちは1800年代後半にこの地域に定住し始めました。”A Food Biography”とも言われているポートランドでは、ヘザー・アーント・アンダーソンによると「20世紀初めにはすでに4つのベジタリアンレストランが存在していた。」と報告されています。今やヴィーガンが流行し、ストリップクラブ2店舗や乳製品不使用のチーズショップを含め49もの店舗がヴィーガンとしてこの都市の『Happy Cow』(ベジタリアン向けレストラン情報サイト)に掲載されています。 

実際にヴィーガンミニモールにある全ての店舗を調査しました。まず、Food Fight!。インスタントラーメンからスープ(日本の『ちゅび・スープ』発見!)や持ち帰り用サンドイッチ、ソフトクリームと、ありとあらゆるものがあり、品揃えが豊富でした。プレッチェルバーガーバンズなど、個性的な珍しい商品もありました。私が小さい頃から大好きなお菓子、『チチャロン』(揚げたポークラインズ)もヴィーガン仕様で売られていました。お肉が使われていないチチャロンが作られているとは、知らなかったです。少数派民族に親しまれているお菓子でさえもヴィーガン仕様で陳列されており、アメリカでヴィーガニズムがどんどん広まっているのだと確信しました。

The Herbivore Clothing Companyには子供用の本や“Congratulations on going vegan”のカードも含めて多くの本が売られていました。いくつかピックアップしておけば買ったかもしれないですね、、、!他にも、靴やTシャツ、ベルトといった服飾用品が一通り置いてありました。

Scapegoat Tattooはヴィーガン製品のみで作られたインクや紙、アフターケア商品などを取り扱っています。Scapegoat Tattooはタトゥーペーパーを製造している企業に、ヴィーガン商品ではないことを知っていながら、実際に問い合わせ、ヴィーガン対応のタトゥーペーパーの製造を依頼しました。その企業の責任者はヴィーガン仕様のものを作ることに対して興味を抱き挑戦し、見事成功して今日までタトゥーペーパーの製造が行われています。私は怖くてタトゥーを入れることはできませんが、友人は自身のタトゥーをとても気に入っていました。確かにサンプル画像より実際の方が格好いいですね。

Sweetpea Bakeryのクロワッサンは1日の締めくくりにピッタリです。日本でも近い将来ヴィーガンモールができるかも?

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