本格的なのに、お家でも簡単に作れちゃう!と口コミで話題になっているヴィーガンイタリアンの教室があります。
講師は菜園料理家の藤田承紀(ふじたよしき)シェフ。今回ライターは、うわさのレッスンにお邪魔しました!その魅力をたっぷりお伝えします。
今回お伺いしたのは、代官山にあるスタジオ、「L’atelier de SHIORI(アトリエシオリ)」。
若い女性に向けた料理本「作ってあげたい彼ごはん」で、料理界を一世風靡したSHIORI先生のスタジオです。
「藤田承紀のヴィーガンイタリアン」では、食材の質にも注目。無化学肥料・無農薬で栽培された食材をなるべく使っています。
調味料は基本的に無添加。伝統的な製造法で作られているものを優先使用するというこだわり。
レッスンから安心・安全な食材を知ることができますね。
藤田シェフが食の大切さを伝えているのには、ご自身の体験があります。
もともとダンサーである藤田シェフ。左膝の半月板を割る大怪我をしてしまい、リハビリでイタリアを訪れます。
そこで食を見直したところ、手術宣告を受けていた怪我が自然に完治!「自分の体は食べた物から出来ている」と、実感して料理を勉強したそうです。
イタリアで料理修行をした後、シェフは自身の畑で自然栽培の野菜を育て始めます。命の誕生から向き合うからこそ特性がわかり、野菜の美味しさを存分に引き出す料理を生み出すことができるのだと感じます。
レッスンはヴィーガン・グルテンフリー。アレルギーや宗教上の理由がある人でも分け隔てなく、「みんなで同じ料理を同じテーブルで楽しく食べたい」という、シェフの想いが込められています。
レッスンはまず、デモから始まります。
この日のメニューは
*焼きパプリカとオリーブのパエリアローストポテトのサルモレッホ
*ガーリック枝豆・とうもろこし・黒米のマリネ、
*巨峰とすだちのサラダ
*無花果のロゼコンポートのパフェ
藤田シェフのお料理は、味噌や甘酒などの発酵食品でコクや旨味を。フルーツで爽やかに自然なアクセントを加えています。
イタリアンなのに味噌?と思うかもしれませんが何も違和感がありません!自然に馴染んでいるのが不思議ですが、それが藤田シェフマジック!
レッスンではプロの技を惜しげもなく教えてくれます。なぜ、こうした過程でこの味が出るのか、時に化学的で的確に教えてくれるのはさすがプロ!
プロの調理法から、食材や調理法をちょっと変えるだけで、簡単に美味しくなる技をたくさん教えてくれます。シェフの一言一言を聞き漏らすのが惜しくなってしまうほど。
そして、シェフの会話はとても軽快!生徒さんからは笑顔が溢れます。
参加されたみなさんで実習です。
料理初心者のライターも実習に参加!やってみると、とっても簡単。これでいいの!?と思ってしまいます。
ちなみに、このレッスンは普段ヴィーガンではない、一般の食生活の方が多く通っています。
それは、全部野菜だからと我慢するわけではなく、一般の方が認める美味しさだからこそではないでしょうか。
あっという間に完成、盛り付けもステキ!
スイーツも本格的です。
1つのスイーツで1レッスンということも多いですよね。
食材もオーガニックでレシピ数も多い、これはお得なレッスンでは!?
みんなで「いただきます!」
「美味しい〜」の歓声があちこちから聞こえます。藤田シェフの明るいお人柄もあって、レッスンが終わる頃にはみんな和気あいあいです。
健康的な食事を楽しみに、モデルさんも参加されることもあるそうですよ。
ヴィーガンクロワッサン・マカロンなど他では教えてくれないメニューもあり、毎回通うのが楽しみになりますね。
「料理の知識と技術は、動物性にも植物性にも共通してアプローチできます。
料理人は、動物性の料理を続けてきて最高に美味しい物を追求してきた経験があるからこそ、それを生かした美味しい野菜料理ができると思います。
1か100ではなくチョイスの一つとして提案することで、こうしたヴィーガンの食事を取り入れる人も増えてくると思います。」(藤田シェフ)
今月のレッスン内容など、お問い合わせはこちらから。
(「レッスン」のタブから詳細をご覧いただけます。)
L’atelier de SHIORI(アトリエシオリ)
http://www.atelier-shiori.com/
レッスンの予定がなかなか会わない方はこちらへどうぞ!
藤田シェフは福祉施設のレストラン「らんどね空と海」の立ち上げから関わり、シェフをしています。
都会の高級レストランでも食べられない、絶品のヴィーガンイタリアンがリーズナブルに食べられますよ!
完全予約制のランチは毎週木・金・土の営業です。
らんどね空と海のお問い合わせはこちらから。
https://www.jizokai.com/blank-1
藤田承紀(ふじたよしき)プロフィール
菜園料理家。イタリア・トスカーナ州の「il pellicano」、ローマの老舗「AL CEPPO」でイタリア料理を学ぶ。年間100種を超える自然・有機栽培の野菜づくりにも取り組む。アレルギー、ビーガン、グルテンフリー、宗教食などの制限食に対応した料理教室、ケータリング、レシピを開発。著書に「野菜のチップスは果実のチップス(文化出版局)」、「野菜のスープ(主婦と生活社)」
Written by Emika Iwata