2024年10月25日、プラントベース市場協会が主催する「JAPAN VEGAN AWARDS 2024」(ジャパン・ヴィーガン・アワード・2024)の表彰式が開催されました。
毎年、医学・学術・料理・経済・動物愛護・環境・文化などあらゆるジャンルからヴィーガン・プラントベース業界の発展に貢献した100の個人・団体がノミネートされ、表彰式当日に各賞の受賞者が発表されます。
本アワードは、同日に東京ビッグサイトにて開催された朝日新聞主催の「GOOD LIFE フェア」のメインステージにて行われました。
ベジプロジェクトの代表理事が「大賞」を受賞
今年は、NPO法人ベジプロジェクトジャパンの川野陽子(かわのはるこ)代表理事が大賞を受賞しました。
受賞スピーチでは、ベジプロジェクトを立ち上げた2013年を振り返りながら、日本においてもスーパーや飲食店にヴィーガンの選択肢ができてきた今の状況が、当時願っていた光景だったと話しました。この日本でのヴィーガン市場の発展の背景には、たくさんの人々・企業の努力があったことについても語りました。
また、同月にベトナムで開催されたヴィーガンの国際サミットに出席した際に得た経験をシェアしました。国内でもヴィーガンの選択肢が増えてきたとはいえ、この先もまだまだすべきことがあること、何のためにするのかという気持ちを大切に信念をもち考え方や取組み方が異なっていても皆で力を合わせてヴィーガン市場を広げることが、これからの日本で重要だと話しました。
企業や文化人、アスリートなども受賞
「大賞」の他にも、異なる6つの部門で表彰が行われました。
「企業賞」にはベジプロジェクトのヴィーガン認証取得済みの製品を展開するカゴメ株式会社、「カフェ・レストラン賞」には都内のヴィーガン対応店を紹介する「東京ベジマップ」にも掲載されているヴィーガンビストロじゃんがらが選ばれました。
表彰された全ての個人・団体は下記の通りです。
・大賞:川野 陽子 氏(NPO法人ベジプロジェクトジャパン代表理事)
・文化人賞:ソニン 氏 (歌手・女優)
・国際賞:周柏吟 氏(台湾の桃園市政府観光旅遊局長)
・カフェ・レストラン賞:ヴィーガンビストロじゃんがら(ラーメン店)
・アニマルライツ賞:山中 安澄 氏(社会彫刻家)
・アスリート賞:宮島 萌 氏(ランナー)
・企業賞:カゴメ株式会社(食品メーカー)
写真:受賞者の集合写真(左から:宮島萌, カゴメ東京本社マーケティング本部商品企画部長, ヴィーガンビストロじゃんがら店長, 川野陽子, ソニン, 山中安澄, 台湾の桃園市政府観光旅遊局長代理)
本アワードを主催しているプラントベース市場協会は、東京・名古屋・京都で「ビーガングルメ祭り」というイベントも開催しています。
動物由来物を使用しない多種多様なヴィーガングルメや商品を楽しむことができ、昨年の「東京ビーガングルメ祭り」ではアーティストの藤井風氏も一般客として来場し、注目を集めました。
このようなアワードやイベントをきっかけに、ヴィーガンについて知ったり、興味をもったりする人が少しでも増えると良いですね。
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