アメリカでは自分をビーガンと判別している人が6%、2014年から1%の上昇をしたそうです。

これはアメリカのマーケットリサーチ会社「リサーチ&マーケッツ」が行なった”2017年調理食品のトップトレンド調査~  肉、魚介類、パスタ、麺類、米類/調理食品/デリフード/スープ/肉の代用品~ ”が報告した結果ですが、アメリカのほかには、ドイツでは44%がローミート(肉食を少なくする食生活)の傾向にあると回答しています。調査は世界消費者の多くは食生活の嗜好は多様性の富んでいて特定な嗜好はないものの、健康志向の食生活を選ぶ傾向がゆるやかでも高まっていると報告しています。

さらに調査ではミートフリー、エシカル消費、プレミアム商品、実験的商品などもさらに探求し、肉食の健康への影響と上昇するヴィーガンへの興味が、肉の代用品の消費を高めていたり、エシカル(倫理的な)、サステイナブル(持続可能)を求めたライフスタイルを追求するため心身の健康を意識している消費者が増え、それがエシカル商品のデマンドの影響を与えていることが分かりました。

アメリカではミレニアルズ(1980年以後~2000年以上に生まれた層)の人口が80万人を超える中、その12%が「忠実なベジタリアン」と自己判別していますジェネレーションX4%、ベビーブーム世代は1%)。このミレニアム世代には、ベジタリアン、ヴィーガンであることは一過性のファッションではなく、「コミュニティ」の属性であり同世代の仲間との強い繋がりになっているようです。

さらにオージービーフで知られるオーストラリアでも、ヴィーガン商品の数が2014年以来92%も増加していると、グローバル市場調査会社ミンテル社2017年の調査で報告をしています。

2014年という数字が何度が出てきます。この年はアメリカでドキュメンタリー映画の”Cowspiracy(カウスピラシー)が公開されました。ヴィーガンとの因果関係を証明するデータはありませんが、この映画に影響を受けてヴィーガンになったという人の声を多く聞きます。人生観が劇的に変わったという人もいました。この映画は少なくともアメリカの食生活のゲームチャンジャーになったことは間違いがないでしょう。

カウスピラシーの日本語字幕版はNetflix Japanで鑑賞ができます。たった90分少々の投資です。私たちの食べ物が、どこからきて、どう生産また加工されているかについて知る情報源の一つとしてぜひ鑑賞してみてください。

まずは知ること。そこからヴィーガンになるか、ベジタリアンになるか、またエシカル商品を買うかなどなどー現在の生活スタイルの見直しになる良い機会になるのではないでしょうか。

 

Written by カバリヤまほ(Maho Cavalier)



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