プラントベースフードをより美味しく！食品素材メーカーの植物性バター、生クリーム、ラード

業務用加工油脂をはじめとする食品素材の開発や生産、販売を行っている月島食品工業株式会社。同社は、新たな食の選択肢として関心が高まっているプラントベースフードのおいしさに役立つ素材の新ラインナップブランド『Poff（ポフ）』を立ち上げました。

Plant-based Oil, Fat, and Foods（植物由来の油脂と食品）の頭文字をとった『Poff』は、「植物由来の力で、人と地球にやさしい食の未来づくりに貢献する」をコンセプトに、植物由来の力で様々な食品のおいしさづくりに役立つ製品を展開しています。

今回は、『Poff』の中でも動物性原料不使用で、NPO法人ベジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証を取得している3つの製品をご紹介します。

バターのようなおいしさを表現した植物性バター「ラブールプラボ/MB」

独自の油脂加工技術を用いて製造された、水のように澄んだクリアな風味の油脂に、オリジナルの発酵豆乳とオーツ麦オイルが加えられています。そのため乳製品特有の乳感とコクが表現されている植物性のバター。
動物由来原料は一切使用されていないにもかかわらず、バランスのとれたバターの風味を感じることができます。
パンや菓子に練り込んで焼くことで、バターのような芳醇な香りが広がります。

「ラブールプラボ/MB」を使って、ヴィーガンのクッキーとパウンドケーキを作ってみました。
サクサクとした食感にバターのような香りが広がるクッキーと、しっとりと濃厚なパウンドケーキができました。
添えているのは、次に紹介する植物性生クリーム「ヴィアンホイッププラボ/MB」です。

生クリームのおいしさを表現した植物性生クリーム「ヴィアンホイッププラボ/MB」

ラブールプラボ/ＭＢと同じく、オリジナルの発酵豆乳で乳製品特有の乳感とコクを表現し、クリアな風味の油脂で素材の風味が引き立てられています。
オーツミルクパウダー、ココナッツオイルなどのこだわりの素材を使用して、生クリームのようなやさしい味わいとくちどけが再現されています。
お菓子やパンなどに、生クリームや従来のホイップクリームと置き換えて使うことができます。

ヴィアンホイッププラボ/MBを使って乳製品も卵も使用せずにフィリピンのプリン、レチェ・フランを作ってみました。
従来の生クリームやホイップと変わりなく、泡立ちも良く簡単に代用することができました。
濃厚かつなめらかな食感に仕上がりました。

なお、「ラブールプラボ/MB」と「ヴィアンホイップラボ/MB」に使用されているパーム油は、持続可能なパーム油の生産に貢献するRSPO（持続可能なパーム油のための円卓会議）認証の製品です。パーム油を使用しながらパーム油に関わる自然環境の保全と地域社会の問題解決に繋げることが考えられています。

メロンパン、スコーン、ミルクパン、パンナコッタも

パンや洋菓子にはバターや牛乳など乳製品が必須だと思われがちです。しかし、Poffのラブールプラボ/MBやヴィアンホイッププラボ/MBを使ったり、それらを組み合わせたりすることで様々な料理を再現することができます。こちらで紹介している写真は実際にPoffシリーズを使用して作られたパンやお菓子です。見た目も食感も美味しさも、乳製品や卵が使われる一般的なパンやお菓子とそん色のない仕上がりでした。

ラードのようなおいしさを表現した植物性ラード「プラーデ」

「プラーデ」を使用することで、ラード特有のコクと旨みを食材に加えてくれます。
プラーデには大豆特有の臭みを抑える効果があり、例えば大豆ミートを使った料理のおいしさアップに役立ちます。
冷蔵温度帯でも使いやすいという特長があり、様々な用途に使うことができます。

サクサクとしたパイ生地の中にプラーデで炒めた野菜をいれて、豆腐のキッシュを焼いてみました。
野菜の旨みだけでなくプラーデのコクもしっかり感じられて、深みのある味わいになりました。

昨今、健康やSDGｓなど様々な観点から、エシカル消費の意識が高まっています。
身近なレストランやカフェに、人にも地球にも優しい植物性油脂を使用したメニューやお菓子が並ぶようになったら嬉しいですよね。
今回ご紹介した3つの製品は業務用の使用で、そういったお客様ニーズに対応する食品業界の大きな助けとなるのではないでしょうか。