調査会社Mintelが2017年に行った植物性ミートに関する市場調査によると、米国人の31%が週に一度以上肉を控えていると回答しています。その背景の一つは「週に一日お肉をやめよう」をモットーにし、欧米で注目を集めているミートフリーマンデーというキャンペーンだとされています。
「ミートフリーマンデー」を実践する理由として最も多く挙げられるのは健康への配慮であり、その中でも特にコレステロールと飽和脂肪の摂取に関する心配です。66%が「植物性タンパク質はお肉より体にいい」と賛同し、ベジタリアンやヴィーガン食のダイエット効果も、主な動機の一つとされています。肉に限らず、ミレニアル世代の31%が週に一回以上植物性の卵代用品を使用していることが明らかになりました。
また、植物性タンパク質を消費している回答者の66%は「植物性タンパク質のより良い調理法が分かれば、動物性たんぱく質の量をさらに減らしたい」と述べていることから、ヴィーガンレシピの普及は一つの課題であることが分かります。そんな中、特別な調理法を必要としない植物性ミートの市場が拡大しつつあります。
ポールマッカートニー氏が提唱する「ミートフリーマンデー」は、誰でもが気軽に植物由来のお料理を食べられる環境に貢献し、ベジタリアン・ヴィーガン食がもつ健康や環境保護へのメリットを知るきっかけにもなっています。
日本で行われたミートフリーマンデーに関するポールマッカートニー氏へのインタビュービデオはこちらから。
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