大豆などを原料とする植物性のお肉が、世の中に新しいムーブメントを起こしている昨今。
最近ではコンビニやスーパーなど、私たちの身近なところでも目にするようになり、ヴィーガンやベジタリアンではない人々の間でも植物性お肉への関心は高まってきました。
様々な有名企業も参入する中で市場拡大が進む中、日本フードサイエンス株式会社がタイで人気の植物性お肉「Let’s plant meat」の輸入販売を開始しました。
Let’s plant meat(レッツ プラント ミート)
Let’s plant meatは、タイの古都チェンマイにある「Nithi foods」という会社で開発製造された植物性のお肉です。
もともとNithi foodsはスパイスやハーブ、調味料等の商品において有名な企業で、Let’s plant meat の開発ではお肉の旨味を再現するためにスパイスに関するノウハウが存分に活かされました。こだわり抜かれたスパイスが配合されていることもLet’s Plant Meatの特徴です。
タイではすでに、300店舗以上で販売されていたりレストランなどで採用されたりしているため、知名度の高い商品です。また、アジア太平洋地域における持続可能性を探る革新的なフードテックを究めた企業に贈られるFuture Food Asia 2020でPlant Protein Prize(植物性たんぱく質賞)も受賞。
日本フードサイエンスにより2021年9月から日本でも販売が開始されました。販売に先駆け、NPO法人ベジプロジェクトジャパンのヴィーガン認証マークも取得されています。
Let’s Plant Meat の公式商品紹介ページはこちら。
さらに、ベジタリアンやヴィーガンの方も安心して食べられるだけでなく、ハラル認証も取得しているため、ムスリムの方々に対してもフレンドリーな商品です。
サステナブルを意識するだけでなく、食の多様性にも対応したLet’s plant meatは、通信販売サイトJapanese Heart Online Shopや、ベジタリアン食材ショップ かるなぁ(21年10月末~の予定)で購入することができます。
調理例
日本で販売される種類にはミンチタイプとパテタイプがあるということで、それぞれ調理してみました。
是非、皆さんも参考にしてみてください。
ミンチタイプ
【ミートボールのトマト煮込み】
〈材料 2人分〉
・Let’s plant meatのミンチタイプ 1パック
・玉ねぎ 1/4
・ズッキーニ 1/2
・なす 1本
・カットトマト缶 1/2缶
・水 100ml
・野菜ブイヨン 小さじ1
・塩こしょう 適量
〈作り方 20分〉
1、玉ねぎをみじん切り、ズッキーニとなすは半月切りにします
2、Let’s plant meatのミンチタイプをボウルに移し、みじん切りした玉ねぎと塩こしょうを入れたら、よく捏ねて6等分くらいに丸めます
3、鍋にカットトマト缶と水を加え中火にかけ沸騰したら、野菜ブイヨン、カットしたズッキーニとなすも入れます
4、続けて、2のミートボールも加え5分ほど煮込んで完成です
お肉の食感は、モチっとしていて食べ応えがありました。
味付けは塩とこしょうのみにも関わらず、大豆特有の臭みがほとんどなく食べやすいうえに、トマトソースとの相性も抜群でした。
なんといっても、ミンチタイプなので料理の用途に合わせて自由自在に形を整えることができるのが嬉しいですね。
ミートボールやガパオライス、餃子など挽き肉の代替としてあらゆる調理に活用できます。
パテタイプ
【ビーフハンバーガー】
〈材料 1人分〉
・Let’s plant meatのパテタイプ 1パック
・バンズ 1個
・サニーレタス 1~2枚
・トマト 1スライス
・ピクルス(お好み) 2~3枚
・豆乳スライスチーズ 1枚
・豆乳マヨネーズ 適量
〈作り方 10分〉
1、フライパンにLet’s plant meatのパテタイプをのせ、こんがり焼き目がつくまで中火で焼きます
2、バンズに豆乳マヨネーズをぬり、サニーレタス、トマト、ピクルス、豆乳スライスチーズを順番にのせます
3、最後に1のパテをのせて完成
スパイスの効いたお肉の風味が口のなかでほどけて度肝を抜かれる美味しさです。
がっしりした肉感とジューシーさが食欲を掻き立て、あっという間に完食してしまいました。
断面もまるでお肉のようで、ボリューム感があります。
自宅で簡単に、本場のハンバーガーをヴィーガン仕様で食べることができます。
古都の自然を守るために
Let’s Plant Meatの責任者であるスミス氏は、健康志向からヴィーガンになりましたが、当時いくつかの懸念を抱いていました。それは、ヴィーガン食の選択肢の少なさと、動物性のお肉を生産することが自然に対して害をもたらしてしまっているということです。
また、スミス氏はヴィーガンになったことがきっかけで知った事実もありました。畜産動物たちの餌となるコーンが焼畑によって作られることにより美しい古都チュンマイの空気が汚染されてしまっていることです。
健康的に食を楽しみながら自然を維持するために、植物性のお肉を選択することはこれらの問題を解決する有効な手立てとなると考え、Let’s plant meatの開発に至りました。
そんな思いから生まれたLet’s plant meatですが、皆さんも一口食べてみるとその完成度の高さに驚くことでしょう。お肉の脂身や、肉汁までもが再現されています。この肉汁はビーツを使うことでピンク色をしています。上述したようにハーブが効いたしっかりとした味付けも美味しさを引き出しているポイントです。
ヴィーガンの人はもちろん、ヴィーガンではない人でも、お楽しみいただけるとても美味しい植物性のお肉。
是非お手に取ってみてください。
【企業情報】
日本フードサイエンス株式会社
TEL:03-6304-8817
本社所在地:〒164-0001 東京都中野区中野3-46-13 桃丘ハイツ503号
公式HP:https://foodscience.co.jp
商品詳細:https://foodscience.co.jp/wp-content/themes/tpl_giv_fds/lib/img/product_introduction.pdf
【商品取り扱い】
ジャパニーズハート(オンラインショップ):https://japanese-heart.shop/?category_id=61416402603feb11b8a10bee
ベジタリアン食材ショップ かるなぁ(21年10月末~の予定):https://www.karuna.co.jp/