英国新聞社INDEPENDENTが、「誰もが肉食をやめたら起こる5つのこと」を報じました。
”もし先進国の人々がみな、ビーフバーガーの代わりにビートバーガーを選ぶようになったらどうなるだろう?”
これに対する5つの答えの中の1つ、耐性菌の危険性に関するものです。
何それ難しそう、自分と関係なさそう、と思われるかもしれませんが、実はそうでもなさそうです。
”耐性菌の危険リスクが減少する”
”工業畜産動物は、不衛生な小屋に何千頭も詰め込まれているために、病気が蔓延している。
そこは新たな危険なバクテリアやウィルスの繁殖場となっている。
豚や鶏などの動物は、この不衛生でストレスフルな環境で生存するために、薬物のだらけの食事を与えられており、薬剤耐性を持つスーパーバグが発達する機会を増加させている。
国際連合食糧農業機関の幹部は集中的な工業畜産を「新興感染症の温床」と呼んだ。
またアメリカ疾病予防管理センターは「動物への多量の抗生物質使用は不必要で不適切なうえ、万人の安全を低下させる」と宣言している。
確かに、人間への抗生物質の過剰投与も抗生物質抵抗の要因となっている。
しかし、多くの抗生物質耐性菌が出現する工業畜産場を排除することは、深刻な病気の治療において、引き続き抗生物質に頼ることができる可能性を高める。”
(抗生物質に頼ることの良し悪しは置いておくとして、
つまり抗生物質に耐性をもつ菌が生まれる可能性を下げるということが期されています。)
Source: Science Time