最近耳にすることも多くなってきた、ベジタリアンやヴィーガンという言葉。
ベジタリアンだと、肉魚を食べない人、ヴィーガンだとさらに卵や乳製品等を含む全ての動物性の食材を摂らない身に着けない人を言います。
今、化粧品の世界でも、動物系から植物系への代替原料があるのです!
「非常に近い効果を生み出す」という研究が進み、植物系の利点も加わった良い成分が開発されてきているそうです。
から、ご紹介します。
コスメにおいて、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、スクワラン、プラセンタ、はよく知られている成分だと思います。
これらはすべて元は動物由来です。
・ヒアルロン酸→鶏のトサカ
・セラミド→哺乳類の脳や酵母発酵
・コラーゲン→哺乳類、魚類、鳥類などの様々な部分から
・スクワラン→サメ類の肝油
・プラセンタ→牛、豚、羊などの胎盤
しかし最近は、植物系の原料で代替される成分も出てきました。
効果に関しては、作り方の処方により変わるため、単体の原料だけでは、判断しきれない部分もあります。
そして、化粧品は薬ではありませんので、「気分よく」使えることが大事。
植物系を選びたいと思う場合、植物系由来の成分を使う方が気持ちが上がり、結果良い肌になることもあります。
以下は、類似している代替成分のご紹介です。
<植物性ヒアルロン酸>
ポリグルタミン酸(納豆のネバネバ成分)、シロキクラゲエキス など
ヒアルロン酸の場合、元は鶏のトサカから抽出していましたが、非常に高価なものだったため、最近ではバイオ技術により、微生物を用いた発酵法で作られています。この製法で作られたヒアルロン酸はトサカから抽出されるヒアルロン酸と化学的に全く同じものです。バイオで作られるようになったから、価格が下がりました。
<植物性セラミド>
コメエキス、ユズ種子エキス など
<植物性コラーゲン>
納豆エキス(ダイズ発酵エキス) など
他にも動物性由来の代替となる、植物由来の成分は、いろいろとあるようです。
化学的データを見れば他にも近しい成分はありますが、覚えきれませんので、まずはこれらから。
”植物性の場合、動物性のものよりも感触が軽い(さらっとしている)ものが多いので、化粧品のベタベタ感が苦手な方は、こうしたものを選ぶとお気に入りの感触と出会えるかもしれません。”とのことです。
Source:コスメ成分アドバイザー 尾崎幸子 の「誰でもわかる簡単コスメ情報」
Posted by Tsubomi. H