最近はヴィーガン向けのスナックもコンビニで見かけるようになりました。
食品だけではなく、環境への負荷を気にするヴィーガンを意識した商品も生まれています。




アディダスは廃プラスチックからシューズを作り上げました。
2015年に海洋環境保護団体「Parley for the Oceans(パーレイ)」とパートナーシップを結び、ヴィーガンシューズを限定7,000足で販売しました。
即完売したので、アディダスは500万足をさらに作ることを考えました。それらは1億ドル以上の収入が見込めたそうです。
そのシューズは捨てられた釣り網を含むペットボトル12個分の廃棄物からできていました。パーレイはモルディブ諸島の関係パートナーと協力し、プラスチックを集め、台湾の工場に送り、紡績糸に変えています。アディダスは地球から廃棄物を除去するために何ができるかを考えるため、パーレイとパートナーシップを結びました。廃棄物を使って新しい何かを作り上げることを視野に入れています。
                                                                   Photo by adidas Running
そして今回、「テレックス 2 パーレイ」という長距離のトレイルランで早く快適に走れるヴィーガンシューズを開発しました。
快適性のため甲の部分に軽いニット地を使用し、アウトソールには濡れてても強力なグリップ力を持つタイヤメーカーのコンチネンタル社のゴムを使用しています。
そして、紡績糸には浜辺や沿岸の街で回収されたプラスチックを使っています。
                                                                   Photo by LIVEKINDLY
アディダスグループの執行役員であるエリック・リートケ氏はこう言いました。「パーレイとのパートナーシップは問題を解決に導くために生まれた。プラスチック製シューズの人気は廃棄物を新しい商品に生まれ変わらせることは可能ということを証明した。それは人々が関心を寄せていることだ。」
シューズだけではありません。
自動車メーカーのアウディは去年e-tron GTという室内のインテリアが全て合成皮革の車を発表しました。レース仕様のシートと室内の飾りに合成皮革を用いています。
カーペットには、釣りの網からできたリサイクルの編み糸を使っています。
                                                               Photo by Automotive News Europe
電気自動車メーカーのテスラは2017年からヴィーガンのシートを提供していますが、さらにハンドルが合成皮革の新しいモデルを追加する予定です。
ボルボの電気自動車ブランドであるポールスターは、インテリアが動物性ではない新しいモデルを発表しました。
ポールスター社のデザイン担当マキシミリアン・ミッソーニ氏は言います。「我々は進歩的な生地で、基準となるヴィーガンのインテリアをデザインしました。これは進取的な考え方を持つポールスター2の支持者にアピールするでしょう。」
                                                              Photo by Automotive News Europe
「動物性食品を摂らないこと」をに気にかけるのがヴィーガンと思われがちですが、ファッションや身近なものにも動物性が使われていないかどうかに気を配るヴィーガンも多くいます。自動車メーカーはヴィーガンを車の生産にも取り入れました。
大胆にもアディダスは2024年までに全ての製品を海からリサイクルされたプラスチックで作る計画を発表しました。リサイクルプラスチックでできたシューズが毎年450万足作られることとなります。
食べ物だけでなく、身近なものが環境に配慮して作られたものかどうか、ヴィーガンだけでなく、大きな企業も意識して行動に移しています。そしてそれを可能にする技術力も進歩してきていることを感じますね。
Posted by Tetsu
Source: LIVEKINDLY, Automotive News Europe,

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