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『地獄はどんなところか』日本語字幕版公開中 – Queen Vへのインタビュー

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ヴィーガンのシンガーソングライターQueen V

 イギリスのヨークシャー生まれのシンガーソングライターのQueen V。8歳のときからベジタリアンの彼女は、2016年にヴィーガニズムと出会い、自分の歌に新たな意義を発見する。2017年より、その独特な歌声と作詞・作曲スキルを活かし、動物と地球環境のための強力なメッセージを込めた歌を集めたユーチューブチャンネルを作る。

 そんなQueen Vが人気曲である『地獄はどんなところか』を日本語字幕付きで発表したことを機にインタビューさせていただきました。2018年のFxEctive Factorヴィーガン・タレントコンテストで一位を獲得した作品を、ぜひご視聴ください。

『地獄はどんなところか』日本語字幕付き(閲覧注意)

 ベジタイム:Queen Vは音楽を始めたのはいつですか?

 Queen V:12歳のときに初めての曲を作りました。ありがたいことに、親は子供の頃から音楽を勉強させてくれました。バイオリンを始めたのは7歳の時でした!ピアノはもう少しあとでした。ピアノが弾ける姉妹のこと、少し羨ましかったですね。

 VT: ヴィーガンになったきっかけは何ですか?

 QV: 動物を傷つけたくない気持ちと、彼らを食べないことの重要性は、とても若いうちにリンクして、8歳のときからずっとベジタリアンでした。それで問題がないと思っていましたが、2016年の1月にロンドンに引っ越した時に、私に大きな影響を与えてくれた人たちに出会って、彼らに『カウスピラシー』や『フォークス・オーバー・ナイブス』などを紹介してもらいました。目から鱗が落ちた気持ちで、間も無くヴィーガンを始めました。

 VT: 芸術とヴィーガンの活動の繋がりをどう感じていますか?

 QV: 昔からずっと音楽を作ってましたが、歌詞は恋愛ソングばかりで、とてもモヤモヤしていましたね。達成感が得られるような曲はなかなか作れていませんでした。ヴィーガンな生活を始めてから、自然と動物のために曲を書き始めました。人に共有する意義のある歌詞があるんだ、とそのとき初めて実感しました。私のプライベートを人に聞かせるのではなく、動物のために、地球環境のために私の曲を聞いてもらいたいと思っています。

 VT: イギリスのヴィーガニズムはどんな感じですか?

 QV: とても強い、常に成長し続けるムーブメントです。人々はやっと目覚めてると実感しています。ロンドンに住んでいるのはとてもラッキーで、どんなスーパーにも、どんなレストランのメニューにもヴィーガン対応の選択肢が豊富です。ベジ専用のレストランもたくさん!地方行けばもう少し難しいとは思いますが、Tescoなどの大きなチェーンはヴィーガンの製品をどんどん増やしています。早かろうか遅かろうか、世界各地で起きてる現象だと思います。

 VT: 地獄はどんなところ』にはどんな背景がありますか?

 QV: 「Earthling Ed」という、イギリスの超優秀なアニマルライツ活動家がいて、彼はその頃『Land of Hope and Glory』というドキュメンタリーを公開していました。『アースリングス』に似たような映画で、工場畜産の恐ろしい実態を記録しているものです。だけど調査されている農場はアメリカのものではなく、福祉の水準が高いはずだった母国のイギリスのものです。この映画をみて、私は悲嘆に暮れました。今でも辛いです。

 その映画を見てから、動物のために曲を作らなければならないと強く感じました。人間が無数の非人間動物にあんな惨めな一生をさせてから殺害し続けているという卑怯な現実は私にとって整理できないことでした。『地獄はどんなところか』のPVはこの映画の映像を使っていて、自分でもなかなか見たくないのですが、必要だと思います。悲惨で、変えていくべき実態だと思います。

『たった一度の一生』(日本語字幕有)

 VT: Queen Vのシングルの『Only One Life』(和:『たった一度の一生』) のプロダクションがレベル高くてびっくりしました!これはどんな曲ですか?

 QV: 今までは『Only One Life』と『What’s It Gonna Take』の2枚のシングルを出しています。『Only One Life』では、「神」を言い訳になんでも正当化したがる私たちの傾向について話しています。悪く思ってることをし続けてもお祈りさえすれば大丈夫、という考え方ですね。

 命はもしかして一度きりのものかもしれません。実際にどうか、誰にも分かりませんよ!だけど、個々人にとってそれは「たった一度」のものだとしたら、命を奪ってからお祈りするより、一度きりのそれを尊重する方が重要です。一度きりのものじゃなかったとしても同じことが言えますけどね。豚は人間じゃないからといって、幸せな生活を送る権利がないというわけではないです。

 『What’s It Gonna Take』では動物を直接的に扱わないで、私たちの日々の選択肢が地球環境にもたらす影響について歌っています。ヴィーガンの実践は地球温暖化、海のデッドゾーン、森林伐採、資源の枯渇、種の絶滅、日照り、等々への非常に効果的な対策です。

 VT: Queen Vの曲を紹介できて嬉しいです!読者の皆さんに一言お願いします!

 QV: 皆さんに『地獄はどんなところか』、そして『たった一度の一生』の和訳を届けることをとても嬉しく思っています。曲や歌詞をお気に入っていただければ、メッセージがより多くの人々に行き渡るように、友達とシェアしたり、活動などに使ったりしてください!これからもよろしくお願いします!