BY ヘレン・マーヴェル (IG: @veggiesushiandthecity)

今月私は日本から離れます。この地域にいる間に、もう1箇所だけ行ってみたいところがありました。世界のヴィーガンの中心、オーストラリアのメルボルンです。

旅の準備をするときは、いつも動物とヴィーガンを中心に考えます。今回も事前のオンラインリーサチやソーシャルメディアで知り合った仲間に尋ねまわり、情報を収集しました。 Smith & Deli/Smith & DaughtersVegie BarRed Sparrow はどこでも人気店の上位にランキングされていました。滞在中はブランチとディナーだけで大丈夫と思っていたのですが、ヴィーガン食を満喫するには毎日3食食べないとカバーしきれないほど、メルボルンには数多くの美味しいヴィーガンフードがあることが分かりました!

 Melbourne City Skyline from St. Kilda Pier

 

カンタス空港で東京からメルボルンへ。行きのフライトは少しがっかりしましたが、帰りはベジーバーガーとクリーミーなパッションフルーツムースが出ました。

Vegan meal on the plane from Melbourne to Tokyo (Qantas)

 

メルボルンと東京の大きな違いは、ヴィーガンという概念が広く理解されていて、オープンに会話されていることです。

一日目はブランズウィック通りへ。このメインストリートには、ヴィーガンまたはヴィーガンオプションのあるレストラン、バー、カフェが並んでいます。週末は中古品のお店にアーティスト・マーケット(大豆のワックスのキャンドルの屋台もありました)やメイク用品、靴と洋服を販売するヴィーガンのブティックドッグフードからデオドラントまで扱うヴィーガンスーパーマーケットなどがありました。




3日間の滞在ではお腹いっぱい食べました。なかでも3つの食事が記憶に残っています:

  1. Matcha Mylkbarの“ビッグ ブレックファスト” 。“たまご” (さつまいも、ターメリック、アーモンド、ココナッツが原料)と“ベーコン” (こんにゃくが原料) は美味しいだけでなくクリエイティブ。スタッフはとてもフレンドリーで、ペンギンの巣作りが見ることができるかもしれない Kilda Pierから徒歩ですぐにあります。

 Matcha Mylkbar’s “Big Breakfast”

  1. Cornish Armsの “ヴィーガンパルマ” 。東京に住むオーストラリア人の友人がよく懐かしそうに”Chicken Parmas”について話しているので、そのヴィーガンバージョンにトライ。完全なヴィーガンではないのですが、パブではヴィーガンメニューがあり、外のビアガーデンではメルボルンのサンシャインが楽しめます。

The Cornish Arms’ “Vegan Parma”

 

  1. Lord of the Friesの “エッグ&パテ ブレークファストマフィン”。このファーストフードのチェーンはネーミングのセンスが良いだけでなく、とにかく人気!ヴィーガン料理がこんなにも手軽に簡単に手に入ることに感激です。ヴィーガンジャンクフードのナンバーワン。

Lord of the Fries’ “Egg and Bacon Breakfast Muffin”

ほかにもよくあるフードチェーン、例えばCupcake Centralや Doughnut Time、また市内のジュースバーにはヴィーガンチョイスがあります。私が行ったカフェにはどこでも、植物ベースのミルクのオプション がありました。



メルボルンには、いろいろなところにヴィーガンを促進するポスターやグラフィティがあり嬉しく思いました。なかには落書きを上からされているものもありました。しかし、それを見てがっかりするというより、むしろ “最初はあなたを無視し、それから嘲笑する。そして攻撃してくるでしょう。その後は勝利を得るのです“というガンジーの言葉が浮かんでました。

Vegan posters in Fitzroy

 

3日目を過ぎたとき、市外から1時間程度離れた田舎町へいく機会がありました。もし機会があったらぜひ訪れてみてください。グリーンオーシャンロードをドライブし、緑の中を走り、カンガルーやポッサムという地域特有の野生動物に遭遇し、これまでとは違う自然の景観を見ることができたのです。

 

Kangaroo road sign

同時に、ドライブ中にヴィーガンの道のりは長いことを痛感しました。その理由は子牛を運ぶトラックに数台出会ったからです。子牛たちは立ち上がることもできないだけでなく、明らかに母牛から離されて間もない様子でした(この地域は酪農農場がたくさんあります)。

地域の農場から保護された動物に会い、また時間を一緒に過ごすこともできました。彼らは今サンクチュアリで幸せに暮らしています。友達になったのは酪農農家から保護された遊びが大好きなオスのヤギ、食肉工場から救われた好奇心いっぱいの鶏、多くの羊たち などです。私の新しい動物の友達のパーソナルストーリはこちらから: Victorian Lamb Rescue Inc.

Adopted baby goat, rescued from the dairy industry

地球のこちら側にいる間に、メルボルンを訪ねてよかったと思っています。ヴィーガンの期待を裏切らない素晴らしい場所でした。

(翻訳:カバリヤまほ


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